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「The Expertise Economy」 内容紹介 その1(1章、2章)

更新日:2022年3月14日


先日このブログで紹介した、「The Expertise Economy」が正式に発売されました。


今回は、その内容を簡単にご紹介します。

現在、企業が置かれている環境は、デジタル化の波が押し寄せ、AIやビッグデータへの対応など、多くの変化が求められています。今までなかった新しい職種も生まれています。企業や社員が将来成功していくためには、重要なスキルや専門知識を身に付けていく必要があります。そして、先進的な企業は、従業員のシフトに取り組んでいます。

この本では、従業員が企業の成長に対して非常に重要なスキルを、これからどのように構築するのかを支援するための指針を提供しています。全体を通じて、多くのインタビューからなる企業の取り組み事例やアンケート、計測結果が含まれています。それらをベースにこれから来るべき世界への提言がなされています。

気になる目次はこちらです。 ●Chapter 1: How We Really Learn ●Chapter 2: Make Learning a Competitive Advantage 〇Chapter 3: Embrace Personalized Learning 〇Chapter 4: Combat Content Overload 〇Chapter 5: Understand the Power of Peers 〇Chapter 6: Succeed with the Right Technology 〇Chapter 7: Analyze Skills with Data and Insights 〇Chapter 8: Make Expertise Count

今回は1章と2章の概要を紹介します。サブタイトルは弊社で追記いたしました。

1章:How We Really Learn ~成人学習理論を理解する~ 学習の科学(サイエンスオブラーニング)のところでは、学習が成功するための環境、パーソナライズ、動機付けに対しての課題解決が重要とうたっています。学習に対しての誤解(思い込み)も紹介しています。また、知識習得にとどまらず、現場での実践につなげるためのポイントが紹介されています。

この章を参考にすると、今までとは違った教育の形を発想したり、それにチャレンジしてみたくなるのではないでしょうか。

2章:Make Learning a Competitive Advantage ~学ぶ文化を構築する~ 企業の成長において、「学習」の重要性を示す事例が増えてきています。これからの人材を採用し、エンゲージメントを高めていくには学習がキーポイントとなります。しかし、企業が学習環境をうまく実装していくためには文化を理解する必要があります。 Kellyさんが所属していた企業(サン・マイクロシステムズ、LinkedIn)での経験や、他社事例を交えながら、学習の文化の構築について説明しています。

ここでは、文化を醸成する中でのマネージャーの重要性の部分が印象深いです。実行する前にハードルが頭に浮かびがちですが、一歩目を踏み出すきっかけが見つかるかもしれません。

今回のご紹介は以上です。

どの章から見ても理解できますので、関心の高い章から見ても面白い本になっています。また、イントロダクションとエンドノートだけでも面白い内容となっています。

特に、企業において、チームや個人の成長を推進したい方や、デジタル学習環境への取り組みを検討されている方にはお薦めです。英文ですが、ぜひ、読んでみてください。

次回は3章、4章をご紹介します。

株式会社ディーシェ https://www.disce.co.jp

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