LMSとは

August 12, 2019

原文「An Introduction to LMSs

 ※本ブログ記事は2015年に寄稿されたものです

 

eラーニングコースを作成している場合は、配信・展開する際に、Learning Management System、通称LMSと呼ばれるシステムを使用する必要があります。LMSは、eラーニングコースを学習者に配信し、その活動をトラッキング(追跡)するためのシステムです。

 

オンライントレーニングコースを配信する場合に必ずしもLMSを使用する必要はありませんが、トラッキングなどの作業がずっと簡単になります。幸いなことに無料のオープンソースLMSから高機能な企業向けLMSまで、あらゆる種類のLMSがあります。Articulateではあらゆる種類のLMSと連携するようにeラーニングオーサリングツールを設計・開発しているので、eラーニングプラットフォームとしての重要な部分の基本を振り返ることは有益だと思います。

 

 

LMSを使う理由

 

LMSは、下記の3つの基本的な理由から誕生しました。

 

  1. eラーニングコースへのアクセスを制御する

  2. 学習者がコースをどの程度達成しているかをトラッキング(追跡)する

  3. eラーニングコースを保存・アーカイブする

 

これらの基本機能に加えて、LMSによっては次のような高度な機能を提供する場合があります。

 

  • レポーティング:学習者の活動に関する履歴情報をレポーティングします。これは、企業内の他のメンバー(部門毎のマネージャーなど)に学習者の活動に関する履歴情報を提供する必要がある場合に便利です。
     

  • 高度なユーザー管理:たとえばExcelファイルを介して学習者を一括アップロードできたりします。この機能は、数百~数千以上の学習者を管理する必要がある大規模な組織にとって特に便利です。もっと高度になると人事システムと自動連携し、動的にユーザー管理ができるLMSもあります。
     

  • システム統合:LMSと会社組織内のイントラネットやウェブサイトなど、別システムが同一のシステムのように見えるようになります。学習者はそれぞれのプラットフォームへログインしたりする際に混乱したりしません。
     

  • eコマース:eラーニングコースを個人向けや社外への外販ベースで販売することを可能にします。貴社組織が既存のトレーニングコースを横展開する場合などに利用します。
     

  • 認定証の自動生成:コースを修了した学習者のために認定証を生成します。企業および個々の従業員は、社内昇進試験などのコースを修了した事を物理的に証明することができます。
     

  • 多言語インターフェース:インターフェースの言語を学習者毎に切り替えることができます。世界中の全従業員に同じLMSを使用したいグローバル企業に最適です。
     

  • コラボレーションツール:チャット、フォーラムなどのソーシャルメディア要素を使ってコラボレーションを促進します。これらのツールは、オンライントレーニングプログラムへのユーザーの参加を促進するための優れた方法の一つです。
     

  • モバイルアプリ:学習者の活動をトラッキングする機能を失うことなく、モバイルデバイス経由でコースにアクセスすることを可能にします。この機能は、従業員がモバイルワークするにつれて、さらに重要になっています。
     

  • ラーニングパス:特定の学習ニーズを持つ個人や個人グループ用のトレーニングプログラムを作成できます。この機能により、学習者のプロファイル用にカスタマイズされたトレーニングパスを事前に作成できます。
     

  • アセスメント:オーサリングツールを使用せずに、LMSで直接クイズを作成・展開できます。オーサリングツールを使用できない場合や、PowerPointプレゼンテーションとは別にクイズを追加して展開したい場合に最適です。

 

 

LMSは学習者の活動をどのようにトラッキングするのか?

 

コースをLMSにアップロードすると、学習者がコースを修了したかどうかから、アセスメントのスコア管理まで、学習者に関する様々な情報(ラーニングアクティビティ)を取得できます。使用しているLMSにより、学習者に関する情報を多かれ少なかれ見ることができます。

 

しかし、LMSは学習者の活動をどのようにトラッキングするのでしょうか?学習者がLMSからeラーニングコースを受講すると、コースは技術的標準規格に基づき、学習者の活動情報をLMSへ送ります。これら標準規格の仕様は、コースコンテンツを様々なシステムで使用できるように設計されています。今日のeラーニング業界で使用されている3つの一般的な標準規格を簡単に紹介します。

 

Tin Can API(xAPIとも呼ばれます):この標準規格は、学習活動がLMS内だけでなく、どこででも発生する可能性があるというコンセプトに基づいているため、学習者の活動をあらゆる場所でトラッキングできる思想になっています。この標準規格は、収集できる情報が豊富であるため、注目が高まっています。

 

SCORM:Sharable Content Object Reference Modelはこの業界で最も広く普及している標準規格です。SCORMに関するこの記事(英語)をご覧ください。

※日本では日本eラーニングコンソシアムがSCORMの普及・促進活動を行っています。
 

AICC:航空業界の委員会(Aviation Industry Computer-Based Training Committee)によって開発されたこの標準規格はSCORMよりも古い規格です。いくつかのLMSはまだこの標準を使用していますが、eラーニングの専門家のほとんどがAICCが使われなくなってきていることを同意しています。

 

 

しかし、コースがLMSと「同じ標準規格でやり取りできる」ことをどのように確認すればよいのでしょうか。Rise、Storyline 360​​、Studio 360などのオーサリングツールを使用している場合は、パブリッシュ時にLMSでサポートされている標準規格を選択するだけで済みます。LMS用にコースをパブリッシュする方法の詳細については、以下のチュートリアルをご覧ください。

 

英語

 

弊社ディーシェでは、各製品の使い方を日本語でもご紹介しています。

 

 

その他の資料

市場には何百ものLMSがあり、それぞれ独自の機能を持っています。適切なLMSの選択、LMSのトラブルシューティングなど、この連載シリーズである「All About Learning Management Systems (LMSs)」をお読みください。(後日翻訳予定)

 

 

株式会社ディーシェは日本におけるArticulate製品の販売代理店です

 

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