オンラインコースのための録音の基本

September 9, 2019

原文「Audio Basics for Online Course Design

 受講者のために魅力的な学習体験(ラーニングエクスペリエンス)を作成するための素晴らしい方法は説明文章とビジュアルと共に音声ナレーションを含めることです。コース全体をナレーションしたり、キャラクターのセリフのみ音声を使用することができます。良いニュースは、今日のeラーニングツールは、オンラインコースにオーディオを追加することがこれまでになく簡単になったことです。高品質のオーディオナレーションを録音するための基本的なヒントをご覧ください。

 

 

ナレーションスクリプトの作成から始める

 

ナレーションスクリプトを作成するときは、ナレーションテキストをPowerPointドキュメントから表形式で表現されたWordドキュメントに移し替えて、録音する必要のあるテキストだけをすばやく表示して読むことができるようにすることをお勧めします。それ以外の場合、PowerPointでは、ナレーションのテキストは各スライドのノートパネルにあります。しかし、ここでは録音時に見つけにくくなります。

 

ナレーションスクリプトには、次の3つの主要素があり、様々な形式があります。

  • スライド番号:スライド番号を使用すると、各テキストがどのテキストに対応しているかがわかります。録音後にオーディオを編集するのにも役立ちます。

  • ナレーションテキスト:録音する実際のテキストです。時々ストーリーボードとは異なる場合があります。

  • ナレーションノート:ノートは、スクリプトの読み方についてナレーターに指示を与えます。発音の仕方、強調の仕方、ナレーションのペースなどを記述したりします。
     

     

     

     

正しいマイクを選ぶ

 

良いオーディオ機器を使用すると、支払った価値のある結果を手に入れることができます。定期的にオーディオを録音する予定で、中品質または高品質の結果を求めている場合は、優れたマイクに投資する準備をしてください。

 

マイクにはさまざまな種類がありますが、2つの最も一般的な種類は全方向性と単方向性です。それぞれに長所と短所があり、正しいものはあなたがやりたいレコーディングの種類によって異なります。

 

 

全方向性マイク(Omnidirectional Microphones)

 

全方向性マイクはあらゆる方向からの音を拾います。周囲の音、屋外の音、現場での音、広い部屋でスピーカーを録音するのに最適です。特定のオーディオソースやターゲットとするオーディオソースがない場合、またはシーンやその環境のオーディオサウンドを録音する場合に最適です。

 

単方向性マイク(Unidirectional Microphones)

 

単方向性マイクは単方向(通常は正面)からの音声のみを録音するため、通常は音声ナレーションに使用するのに最適なタイプで、周囲の音や背後の音を最小にします。

 

内蔵マイク

 

可能であれば、コンピュータの内蔵マイクは使用しない方がよいです。なぜならコンピュータのファン、ハードディスク、システムサウンドから多くのノイズを拾う傾向があります。ナレーション録音のために使用するのではなく、インタビューや非公式の会話(クライアントやSMEとの会議など)をメモ用に録音するために使用するべきです。

 

 

ポップスクリーンとウィンドスクリーン

 

どちらのタイプのマイクでも、キャプチャする音質をよりシャープにするためのオプションがいくつかあります。ポップフィルターは、マイクに保護層を追加することで、濁音、半濁音の「p」と「b」のポップ音を軽減します。また、マイクに近づきすぎて息を吐き出した時に発生する不要な呼吸音を最小限に抑えることもできます。ほとんどのポップフィルターは20ドル以下ですが、自分で作ることもできます。録音を開始する前に、ナイロンストッキングをハンガーに巻きつけてマイクの前に置くだけです。

 

ウィンドスクリーンは多くの音をフィルタリングし、背景の周囲ノイズを減らすのにも役立ちます。ポップスクリーンと同じように一般的に20ドル以下でウィンドスクリーンを見つけることができます。

 

 

 

ポータブルスタジオボックス

 

プロのスタジオでレコーディングする時は、壁、床、部屋全体が、周囲の不要なノイズを除去するために特別に防音されています。このタイプの部屋を作るには平均的なeラーニングデザイナーにとって手頃な価格でも持ち運びもできないため、多くのユーザーが独自のレコーディングスタジオボックスを使い始めています。

 

シートのクッションのような簡単なものを使って、マイクを収納でき、持ち運べる録音ボックスを作ることができます。それは周囲のノイズの大部分を削減し、オーディオ品質の高い録音結果をもたらします。

 

ポータブルスタジオボックスの詳細については 、Mike Endersによるこのブログ投稿をチェックしてください。

 

 

録音環境を準備する

 

一貫したレコーディング

 

プロのレコーディングスタジオ環境を利用できない場合は、最善の策は一貫したレコーディング環境を準備することです。毎回同じ録音部屋を使用すると、録音のレベルと品質を簡単に合わせることができます。一貫した録音結果を得やすくするために、録音準備の際に考慮事項がいくつかあります。

 

  • レコーディングルーム
    部屋のレイアウト、壁の素材、家具は録音の品質に影響を与えます。家具付きのカーペット敷きの部屋は、フローリングの空っぽの部屋とは違った録音結果となります。可能であれば、特定の部屋をレコーディングルームとして指定し、レコーディングプロジェクトの期間中そこを使用してください。

     

  • マイク
    録音する時は同じマイクを使用してください。マイクを2本使うのは珍しいことではありませんが、毎回同じマイクを使うべきです。マイクには「個性」があり、マイクを変えると音質が変わることがあります。

     

  • マイクスタンド
    マイクスタンドはデスクトップモデルとフロアモデルの両方があり、クリーンで一貫性のあるオーディオ録音をキャプチャするのに非常に役立ちます。使用するマイクによっては、マイクと口の間の距離が異なります。理想的な距離を見つけて、録音セッティングに注意してください。

     

  • 録音セッティングを記録
    同僚と録音セッティングを共有している場合でも、単独で行っている場合でも、レコーディングに重要なセッティング事項は常に念頭に置く必要があります。入力レベル、マイクの設定、作業中のその他のオーディオ設定です。セッティングを記録する簡単な方法は、セッティング状況を写真またはスクリーンショットを撮ることです。

     

周囲の騒音を減らす

あなたの目標は、すべての音を取り除くことではなく、できるだけ多くの周囲の音を最小限に抑えることです。プロのスタジオであっても、部屋の中ですべての音を消すことはほとんど不可能なのです。 

 

いくつかの一般的なノイズとそれらを最小にするためのヒントを紹介します。

 

  • エアコンを消してください
    エアコンはオフィスの騒音の大部分であることに注意してください。

     

  • コンピュータを机の下に置きます
    コンピュータのファンやハードディスクからは大量の騒音が発生します。コンピュータとマイクの間の距離が長いほど、録音環境は静かになります。

     

  • 未使用のコンピュータ、プリンタ、外付ハードディスクを取り外します
    デバイスが少ないほど良いです。

     

  • 部屋の騒音を抑えます
    プロのスタジオのように防音材を壁に貼っていなくても、カーペット、カーテン、家具、その他の吸音材で周囲の騒音を大きく抑えることができます。

 

音声を録音する

 

部屋はセッティングされて、あなたは録音する準備ができていますね。あなたが最初の公式テイクに入る前にあなたが録音前にすべき事がまだあります。

 

マイクの入力レベルを確認する

これは録音時にできる最も重要なことの1つです。レベルが高すぎると、ひび、ポップ、その他のデジタル雑音が発生します。低すぎる音声レベルではコースで聞くのは難しいでしょう。レコーディングセッション間で一貫した録音結果が得られるように、オーディオレベルについてもう少し詳しく説明しましょう。

 

一般的な経験則は、入力レベルを-12dbから-6dbの間に保つことです。デジタルで録音しているので、すべてのオーディオ録音プログラムで理想的なレベルを簡単に識別できます。

 

これがAuditionの良い入力レベルの例です。

 

レベルが-12から-6の間にあることに注意してください。より大きな音のために十分なスペースを残します。

 

これは、あまりにもレベルが高すぎ、望ましくない歪みを生み出す可能性が高い例です。

 

 

使用しているオーディオプログラムによっては、会話レベルで録音している時は、入力レベルは黄色の範囲になります。

 

 

録音のテスト

 

入力レベルを確認したら、短いテストを録音します。何度セッティングを完了しても、他の録音の問題が予期せずに発生する可能性があるためです。

 

録音セッティングが誤って変更された、またはあなたの声が最初の時よりも大きくは聞こえなかった、あるいはハードウェアの問題に遭遇したのかもしれません。それは起こりえます。ですから、実際にスクリプトの録音に入る前に、少なくとも30秒のテストの録音録に時間をかけてください。

 

 

ヘッドフォンを使って音声を聴く

 

ヘッドフォンは周囲のノイズを分離し、録音した音声をはっきり聞こえるようにします。耳に直に着用するので、あなたは最も近い、最もリアルな再生を聞くことができます。

 

ほとんどの受講者、特に企業や学校などの環境ではヘッドフォンでコースを聴くでしょう。学習者が聞くものと全く同じもので確認しましょう。

 

 

1回のセッションで録音する

 

録音の一貫性を保つために、1回のセッションでスクリプトを録音するように努力する必要があります。あなたが録音環境をコントロールしていても、あなたの声は異なって聞こえるかもしれません。

 

ピックアップオーディオを録音する必要がある場合(つまり再録音する場合)は、単一の単語やフレーズだけではなく、段落全体またはスライド全体を録音してください。

 

 

まとめ

 

発生テクニックや、オンライントレーニングにオーディオを取り入れるための独創的な方法については、さらに学ぶことがたくさんあります。しかし、eラーニングのためのオーディオレコーディングについての基本的な知識が揃ったので、プロのようにレコーディングする準備が整いました!

 

 

株式会社ディーシェは日本におけるArticulate製品の販売代理店です

 

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