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2021年12月6日4 分

eラーニングコースをより包括的にする4つの方法

最終更新: 2023年11月27日

原文「4 Ways to Make Your Courses More Inclusive

コースをより包括的にする方法に入る前に、コースが包括的であるとはどういう意味かについて話しましょう。

コースが包括的であるためには、私たちが住んでいる多様な世界を反映する内容が含まれている必要があります。つまり、あらゆるバックグラウンドを持つ学習者を尊重し、代表される言語とビジュアルを使用することを意味します。しかし、それだけではありません!学習の障壁を取り除き、障害を持つ学習者を含むすべての学習者がアクセスできるようにする必要があります。なぜ包括的なコースは学習に不可欠であるのかを学ぶためには、次の記事「What Is Inclusive E-Learning and Why Does It Matter?」をチェックしてください。

では、eラーニングコースをより包括的にするために何ができるのでしょうか?今日から使える4つのヒントを確認してください。

1. 多様なイメージ画像を選択する

eラーニングをより包括的にする1つの方法は、学習者を代表する多様なイメージ画像を採用することです。

キャラクター、写真、イラストなどの画像を選ぶ時は、人をどのように表現できるかを考えてください。これには、様々な性別表現、人種、年齢、ジェンダー指向、能力、国籍の検討が含まれます。

手元に様々な画像がない場合には、Content Library 360を検索してみてください。次に示すような、様々な写真や多様なキャラクターを見つけることができます。

また次のような、カスタマイズ可能なアバターセットのように、E-Learning Heroes graphicsダウンロードで様々なキャラクターを表す素材を見つけることができます。

このキャラクターセットをダウンロードする

2. 包括的言語を使う

包括的なもう1つの重要な側面は、包括的な言葉を使用することです。包括的な言葉とは、多様性を認め、偏見や差別のない方法で考えやアイデアを表現することです。

例えば「Hey guys」という挨拶には、女性や中性的な人は含まれません。より包括的な挨拶は「Hey folx」です。

しかし包括的な言葉とは性別や挨拶の仕方だけではありません。年齢、人種、文化、社会経済的地位、能力、メンタルヘルスなどに影響を与える、普段使用する言葉やスラングも含まれます。

eラーニングを作成する時は、コースの説明、シナリオの内容、ナレーションスクリプトのいずれを作成する場合でも、使用する言葉が包括的であることを確認してください。これらの例を確認してください。

完全なリストではないので他の例についてはこのガイド(英語)を参照してください。

3. 多様なキャラクター名を選択する

コースをより包括的にしようとする時にしばしば見落としがちなのはキャラクター名です。キャラクターの架空の名前を思い付くのはなかなか難しいので、私たちの多くは周りでよく耳にする名前をデフォルトで使っています。しかし多くの場合、これは私たち自身の個人的な経験に基づくキャラクター名になり、他の大部分の人のことを考慮していません。

したがって、次回コース内のキャラクター名をブレインストーミングするときは、様々な背景のキャラクターを表す名前を考えてみてください。

4. 幅広い学習者のニーズに対応する設計

学習者には、個々のバックグラウンド以上のものがあります。また個々のニーズもあります。これらのニーズを満たすトレーニングコンテンツを作成することは、誰もがアクセスできるコンテンツを作成することを意味します。アクセシブルなeラーニングは、聴覚、視覚、可動性、学習や認知などの障害のある学習者を含むすべての学習者向けに設計されるため、本質的に包括的なコースです。

次の内容を確認することで、コースをよりアクセスしやすくすることができます。

  • スクリーンリーダーと親和性がある

  • 適切な色のコントラストがある

  • 代替テキスト(ALTテキスト)を含む

  • クローズドキャプションとトランスクリプトを含む

  • キーボードナビゲーションをサポート

アクセス可能なeラーニングの優れている点は、すべての学習者にメリットがあることです。例えばオーディオとビデオにクローズドキャプション(字幕)をつけると、聴覚障害者や難聴者だけでなく、ヘッドホンがつけられず騒がしい環境でコースを受講する人にもメリットがあります。

もっと詳しく知る

ビジュアル素材に多様性を考慮したり、包括的な言葉と多様なキャラクター名を使ったり、アクセシビリティを向上させるなど、コースをより包括的にする方法はたくさんあります。詳細については、この記事シリーズの役立つリソース「All About Accessibility(英語)」をご覧ください。


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