ポイントソリューションでより良い従業員エクスペリエンスを提供する

更新日:2021年3月24日

原文「Delivering Better Employee Experiences in a Point Solution World


以前のブログでは、従業員向けと人事部門向けのテクノロジーデザインの違いについて取り上げました。マネージャーと従業員のエクスペリエンスを提供する、より良い新しいソリューションとして、多くのポイントソリューションベンダーの成功を見る機会が増えています。これは新しい現象ではありません。長年にわたり、統合ソリューション(一つのベンダーからできるだけ多く採用することで統合の問題が少なくなる)とポイントソリューション(ポートフォリオ管理がより複雑になってもクラス最高の機能を実現するポイントソリューションを採用することは本当に重要です)との間の拮抗を長年見てきました。重要なポイントは、プロセスやジャーニー(道程)によって異なります。従業員にとって価値の高いジャーニー(道程)やプロセスは、従業員の体験に焦点を当てているべきです。もし従業員にとって利用頻度が高く価値が高い場合は、専門的なソリューションが必要になる可能性があります。


多くの点で、誤った分け方をしてしまっています。大規模で複雑な企業組織のHR部門のニーズにすべて対応できるベンダーはありません。企業がシステムに正確かつ最新の従業員データを記録・保持することは非常に重要です。しかし、記録を目的とするシステムを世界の中心と考えるのはやめる必要があります。従業員とマネージャーの視点から考えると、記録システムでできることはほんの一部にすぎないため、記録システムすらも1つのポイントソリューションでしかありません。

企業は、優れた従業員エクスペリエンスを作り出すために、複数システムから生成されるデータを統合する必要があります。また、複数システムのエクスペリエンスをデザインする際、プロセスではなく、個人のペルソナとジャーニー(道程)についてもっと考える必要があります。実際、学習やキャリア開発など、一部の活動はプロセス思考にまったく向いていません。さらに、従業員にどのようにエクスペリエンスを提供するかについて考える必要があります。


記録システムとは?


Gartnerの定義では、記録システムはコアのトランザクション処理をサポートし、組織の重要なマスターデータを管理します。HRの世界のコアトランザクション処理は、従業員に関連する業務、生活、組織イベント(HR master data)を処理するものです。従業員に適切な報酬を支払ったり、コンプライアンスや組織に必須なトレーニングなどを完了するために非常に重要です。また、これらのタイプのトランザクション(およびサポートするプロセス)を標準化することも理にかなっています。しかし給与処理を確立したり、必須トレーニングの完了情報を確認できるようになったとしても、企業に寄与するビジネス価値はあまりありません。