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執筆者の写真DISCE

書籍「オンデマンド・ラーニング」のご紹介

更新日:2023年11月27日

eラーニングを制作・展開する上で押さえておきたい考え方やフレームワークがありますが、今回ご紹介したいのが「オンデマンド・ラーニング ~オンライン学習時代のeラーニングデザイン~」という書籍です。


この書籍は、Tim Slade氏が執筆した原書を足立美穂氏が翻訳した書籍となります。この書籍では、特に双方向型のeラーニングを中心に非同期型(オンデマンド)学習に特化した、インストラクショナルデザイン、コンテンツデザイン、インタラクション(双方向機能)、ビジュアルデザインを解説しています。また書籍で使われている画面キャプチャの多くが、Articulate社製品のものですし、関連する考え方・フレームワークが一つの書籍としてよくまとまっていると思いますのでご紹介させていただきます。

 ※足立氏には紹介許諾をいただいております。


もし下記のようなお悩みを持っていらっしゃる場合は、一度お読みなっていただくと参考になるかと思います。

  • 動画を利用しているけれど、いまいち評判がよくない

  • 研修や授業の一部にオンデマンドのコンテンツを利用したいけれど、何から手をつけたらいいかわからない

  • オンデマンド(非同期)のコンテンツをつくってみたけれど、もっと工夫できそうな気がする

  • いきなり担当になったけれど、一体何をすればいいのかよくわからない

  • もっと良質なオンデマンド教材をつくりたい



目次


Chapter1 なぜほとんどのeラーニングが失敗し、最悪なのか

  • 大人を対象とした学習として設計されていない

  • eラーニングが、適切な解決策ではない

  • 行動に重点を置いていない


Chapter2 オンデマンド・ラーニングとは何か?

  • eラーニングとは何か

  • eラーニングの種類

  • オンデマンド・ラーニングのメリット

  • オンデマンド・ラーニングの設計・開発のプロセス

  • 設計・開発モデル「ADDIE」vs「SAM」


Chapter3 人の学習はどのように進むのか?

  • 学習はどのように行われるのか?

  • マルコム・ノウルズの成人学習理論

  • 「大人の学習者」と「子どもの学習者」

  • M・デヴィッド・メリルのインストラクショナルデザインの原理


Chapter4 プロジェクトを計画する

  • その問題はトレーニングで解決するのか?

  • ニーズを分析する

  • 「適切な解決策」を明らかにする

  • 「キックオフミーティング」を実施する

  • 期待をマネジメントし、調整する

  • 「プロジェクト計画」を作成する

  • プロジェクトの「タイムライン」を作成する


Chapter5 学習をデザイン(設計)する

  • デザイン(設計)とは?

  • 学習コンテンツを収集する

  • 学習目標を定義する

  • 学習の「仕様」を決定する

  • 「設計ドキュメント」を作成する


Chapter6 「ストーリーボード」を作成する

  • 「ストーリーボード」を作成することから始めよう

  • 「コース概要」を作成する

  • 「ストーリーボード」の形式を選択する

  • 「ストーリーボード」を作成する

  • 「ストーリーボード」のレビューと編集


Chapter7 コースを開発する

  • 「オーサリングツール」を選択する

  • 「プロトタイプ」を作成する

  • 「プロトタイプ」のフォーマットを提供する

  • レビュー、改訂をくり返す


Chapter8 インタラクションの導入

  • インタラクションのメリット

  • インタラクションをデザインする際に考慮すること

  • インタラクションの種類


Chapter9 学習の定着度を高める

  • 学習はどのように行われるのか?

  • ジョン・スウェラーの認知負荷理論

  • 「認知的負荷」を減らすには?

  • コンテンツをより小さな「一口サイズ」に分割する

  • 視覚的に魅力的なスライドをデザインする

  • わかりやすく伝える

  • 直感的なユーザーインターフェイスを設計する


Chapter10 コースのローンチと評価

  • 品質チェックを実施する

  • ユーザーによる受け入れテスト

  • コースの提供方法を決定する

  • コースの有効性を評価する

  • ドナルド・カークパトリック

  • 学習者の「反応」を評価する

  • 学習者の「習得」を評価する

  • 学習者の「行動」を評価する

  • 学習者の「結果」を評価する

  • プロジェクトのレビューを実施する



著者について


【著者】Tim Slade(ティム・スレイド)

10年以上、eラーニングとビジュアルコミュニケーションのコンテンツ向上に取り組んで来た、受賞歴のあるeラーニングデザイナーで、創造的で革新的なデザインの美しさを評価され、何度も賞を受賞している。

また国際eラーニングカンファレンスでは定期的にプレゼンターとして登壇し、LinkedIn Learningのインストラクター、eラーニングデザイナーアカデミーの創設者として活躍している。

ATDにおいて、「オンデマンド(非同期)型・ラーニング・コンテンツ」のスペシャリストとして認識されている。


【訳者】足立美穂

APTD(Associate Professional in Talent Development)、Adobe Captivate Specialist、国家資格キャリアコンサルタント。金沢大学教育学部卒業 兵庫県在住

2001年より企業研修講師、キャリアコンサルタントとして活動。

2019年よりオンラインラーニングに活動の領域を転換する。

現在は、オンラインラーニング全般のコンサルティング、バーチャルトレーニング(オンライン研修)プロデュース、オンデマンド・ラーニング・コース(コンテンツ)制作支援、海外制作コンテンツのローカライズに携わっている。

その他訳書:『オンライン研修アクティビティ』(日本能率協会マネジメントセンター)


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