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ローカライズする必要のあるeラーニングプロジェクトのプランニング

更新日:2023年11月27日


グローバリゼーションとビジネスが多国籍にまたがるこの時代、企業は世界中の受講者に届くオンライントレーニングを提供したいと願っています。その結果、eラーニングのコンテンツは、それぞれの文化的なグループに合わせて特別に調整する必要があります。


多言語のeラーニングコースを設計・開発したことがある人なら、多言語用のコンテンツを開発するのは大変な作業だということを、身をもって知っているはずです。特に、このプロセスを円滑かつ効果的に進めるための適切なプランニング手段を早期に導入していない場合は、その傾向が顕著です。


この記事では、開発が始まるずっと前に、様々な文化的背景を持つ受講者に向けてeラーニングコンテンツを効果的にローカライズまたは調整するために、前もって知っておく必要があることをご紹介します。



ローカライズの概念を理解する


コースを多言語で提供する場合、必要なのは内容を翻訳することだけだと思われがちです。翻訳とローカライズの違いについて、しばしば混乱が生じます。

  • 翻訳とは、ある言語から別の言語へテキストや単語を翻訳することであり、内容的に何も修正を加えるものではありません。

  • ローカライズは、内容を翻訳し、特定の文化に合わせて適合させるプロセスです。文化や地域の違いを考慮し、テキストだけでなく、イメージ、トーン、色、通貨、法令などを変更することがよくあります。

多くの場合、コースのテキストを翻訳するだけでは不十分で、文化の壁を越えて学習者が納得できるような内容にする必要があります。例えば、多国籍にビジネスがまたがる配送業向けにeラーニングコースを開発するとします。米国とインドにいる配達員を対象に、荷物を時間通りに安全に届ける方法を学ぶコースです。


テキストを英語からヒンディー語に翻訳するだけでなく、現地の交通ルールや法律、職場の安全に関する法律を考慮し、内容そのものを調整する必要があります。


また、学習者の母国の環境をより正確に反映させるために、画像の更新も検討する必要があります。例えば、アメリカ版のコースでは、背景画像にニューヨークの繁華街を表示したとします。インド版のコースでは、ムンバイの街並みの画像に差し替えるということです。この2つの都市は見た目が大きく異なり、建築様式、道路、自動車もそれぞれ異なります。さらに、アメリカのコースでは配送車の画像はバンや自転車ですが、インド版ではトゥクトゥクやリキシャかもしれません。このようにイメージを変えることで、学習者にとってより有意義で適切なコースになります。



ローカライズのプランを立てる


ローカライズプロジェクトを成功させる鍵は、ローカライズプロセスのすべてのステップを最初からプランニングしておくことです。品質の問題を回避し、時間を節約し、スムーズなローカライズプロセスを実現するために、最初から多文化な視聴者を念頭に置いておくことが必要です。プロジェクトの計画段階で考慮すべきことは、以下の通りです。


ターゲット市場とローカライズする言語の特定

ローカライズする言語を早い段階で決定する必要があります。学習者が同じ言語を話していても、地域の違いを考慮し、複数のコースを作成する必要がある場合があることを念頭に置いてください。


たとえば、スペイン語で開発したコースが、メキシコとスペインの両方で通用するとは限りません。なぜでしょうか?メキシコとスペインのスペイン語には多くの言語的な違いがあることに加え、製品、手続き、法律、技術基準、通貨の違いなど、考慮しなければならない地域的な違いがあるからです。


最初に1つの言語で構築するプランを立てる

コースを他の言語にローカライズする前に、1つの言語でコースを設計、開発、提供することを計画するのは良いアイデアです。すべてのコースを同時に開発すると、多くの再作業を行うことになります。


例:レビュー時にSME(分野専門家)からコース内の2つの段落を変更するよう依頼されたとします。5つの言語で行うよりも、1つの言語で行う方がはるかに簡単です。そしてコスト効率も良いです!最初のコースが完成したら、他の言語に同時にローカライズすることで、時間を節約することができます。


開発とテストのための余分な時間をプランする

当たり前のことかもしれませんが、多言語でコースを構築する場合、より多くの開発時間が必要になります。最初の言語でのコース開発に加え、他のすべての言語に適応させるために、開発、テスト、レビューのステップを含む時間が必要になります。ローカリゼーションプロセスのために、プロジェクトプランとタイムラインに開発およびテストの時間を追加して計画することをお勧めします。



適切なローカライゼーションリソースを見つける


適切なリソースを用意することで、翻訳・ローカリゼーションプロセスをより効率的かつ円滑に進めることができます。リソースには、ローカライゼーションプロセスに必要なツールや人材が含まれます。


オーサリングツール

eラーニングコースを多言語に翻訳する場合、使用しているオーサリングツールでどのような翻訳機能や多言語オプションが利用可能かを事前に調べておくとよいでしょう。


例えば、Articulate Storyline 360では、翻訳用にテキストをエクスポートし、それを再度インポートする機能があり、開発時間を大幅に短縮することができます。あなたのプロジェクトを計画し、それに応じて時間とリソースを割り当てることができるように、前もって知っておくとよいでしょう。


翻訳者

翻訳チームの品質と経験は、最終的なローカライズ作品の完成度に大きな影響を与えます。翻訳者と仕事をする場合、業界やテーマについて経験のある翻訳者を見つけることが有効です。翻訳チームが扱う内容について翻訳者が基本的な理解をしている場合、そのコンテンツがしっかりと意味を持ち、機能することができるかどうかという大きな違いとなります。


翻訳者に依頼する場合、一般的には翻訳会社に依頼するか、個人の請負業者やフリーランサーに依頼するかという選択肢があります。それぞれに長所と短所があります。


翻訳会社

長所

短所

  • 全言語のプロジェクト管理をすべて行ってくれる。

  • 全言語のナレーションも提供できることが多い。

  • 選択したオーサリングツールで直接翻訳を行うこともある。

  • 品質はそれほど高くないことが多い。 なぜなら、大手翻訳会社の翻訳者は貴社のことを個人的に知っているわけではなく、あなたのプロジェクトにそれほど深く関わっていないからです。 また、様々な翻訳者と仕事をすることになり、それぞれ微妙に異なるスタイルを持っている可能性があり、それが最終的なアウトプットに反映される可能性があります。

フリーランサー/請負業者

長所

短所

  • 通常フリーランサーは、仕事を繰り返し請け負ったり、将来の契約を確保しようと、良い評判を維持するために良いサービスを提供する必要があるので、品質は高くなる傾向があります。

  • 彼らはオフィスやその他の高い間接費を必要としないので、翻訳者と直接作業するケースの方がコストが安いことの方が多いです。

  • フリーランサーを見つけ、契約し、管理することは、代理店と仕事をするよりも多くの時間を取ります。

  • プロジェクト管理、ナレーションサービスなどを提供しない場合があります。


ナレーションのプロフェッショナル

プロジェクトにナレーションが含まれる場合、さまざまな言語のナレーションを担当する人材が必要になります。前述のように翻訳会社やローカライゼーション・エージェンシーと協力している場合は、ナレーションやボイスオーバーのサービスを提供している場合があります。そうでない場合は、各言語のナレーターを見つける必要があります。ナレーターを探す際には、方言やアクセントの違いによって、学習者に大きな違いが生じることを念頭に置いてください。例えば、オーストラリアとニュージーランドの英語は、彼らの国以外の人間には似ているように聞こえるかもしれませんが、現地の人にとっては全く違うものなのです。


プロジェクトに適したナレーターを見つけるには時間がかかるので、プロジェクトプランには、多言語での録音に必要な時間だけでなく、この点も考慮してください。


QA(品質保証)テスター

テストと品質保証は、効果的で高品質な多言語コースを作成するための重要なプロセスです。プロジェクトプランニングの段階で、コース開発におけるテストおよび品質保証段階のリソースを決めてください。テスターには何を求めるべきでしょうか?テスターは、元のコースの言語とテストする言語の両方に堪能であるべきで、両方のバージョンを比較し、メッセージが一貫していることを確認することができます。また、テスターはスペル、句読点、文法のスキルが高く、書かれたコンテンツの間違いを見つけることができる、優れたライターである必要があります。


これらは、ローカライズされたeラーニングのプロジェクトを計画する際に考慮すべき事柄のほんの一部です。前もってプランニングしておくことで、多くの頭痛の種を取り除き、よりスムーズなプロセスとより良い最終結果を得ることができます。



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