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「The Expertise Economy」 内容紹介 その2(3章、4章)

更新日:2022年3月14日


先日このブログで紹介した、「The Expertise Economy」が正式に発売されました。 今回は3章と4章の概要を紹介します。サブタイトルは弊社で追記いたしました。

【目次】 〇Chapter 1: How We Really Learn 〇Chapter 2: Make Learning a Competitive Advantage ●Chapter 3: Embrace Personalized Learning ●Chapter 4: Combat Content Overload 〇Chapter 5: Understand the Power of Peers 〇Chapter 6: Succeed with the Right Technology 〇Chapter 7: Analyze Skills with Data and Insights 〇Chapter 8: Make Expertise Count

3章:Embrace Personalized Learning ~パーソナライズドラーニング~ パーソナライズはどこにでも存在しています。ショッピングサイトからYoutubeまで、さまざまなサービスがパーソナライズされていますが、学習においても重要な役割があります。ブランドン・ホール・グループが実施した調査によると、企業の93%が、パーソナライズドラーニングが目標をより効果的に達成するのに役立つと考えているそうです。しかし、実際に導入しているのは、調査対象企業の半分にも満たないそうです。どのようにパーソナライズドラーニングにアプローチしていったらよいのか、概念や導入事例、それをささえるテクノロジーを紹介しています。

4章:Combat Content Overload ~あふれるコンテンツへの対応~

世の中にはコンテンツがあふれています。検索すれば多くのコンテンツが表示されます。しかしあまりに多いため、活用しきれているのか疑問です。ここでは、ネット上で展開されているコンテンツプロバイダーや分類、そしてデジタル学習戦略について紹介しています。これらを通じて、情報過多に流されることなく活用するためのヒントが得られるでしょう。

今回印象に残ったのは、キュレートされたコンテンツとアグリゲートされたコンテンツの違いでした。アグリゲートコンテンツの例は、Web検索で出てきた検索結果で、キュレートされたコンテンツの例は、何らかの条件でまとめられた(厳選された)結果とありました。

誰がキュレートしたのか、どのような目的でキュレートされているのかが、学ぶ側にとっては選択のポイントになります。

以前、情報リテラシーという言葉がありましたが、それと同様に、数多の学習コンテンツ、学習に役立つ情報の中から良いものを見つけ出し、活用していくということも必要な能力かもしれません。一方、全員がそのような能力がなくても、共有することで活用を推進することができるでしょう。

今回のご紹介は以上です。

次回は5章、6章をご紹介します。

どの章から見ても理解できますので、関心の高い章から見ても面白い本になっています。また、イントロダクションとエンドノートだけでも面白い内容となっています。

特に、企業において、チームや個人の成長を推進したい方や、デジタル学習環境への取り組みを検討されている方にはお薦めです。

英文ですが、ぜひ、読んでみてください。

株式会社ディーシェ https://www.disce.co.jp

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