ラーニングテクノロジーのビジネスケースを作る~ビジネスバリューフローチャート~

更新日:2021年3月24日

原文「How to Build a Business Case for Learning Technology | A Business Value Flowchart

ケーススタディを読み、試算を行い、ビジネス目標を設定し、組織に最適なタレントデベロップメントプラットフォームを採択する際、もしかしたら貴社は採択するベンダーを既存のテクノロジーエコシステムに統合するという戦略を立て始めているかもしれません。

しかし、経営陣や主要なステークホルダーから賛同を得られない限り、そのソリューションは決して導入することはできません。

Kirkpatrickのトレーニング評価モデルやBrinkerhoffのサクセスケースメソッドなどの従来の学習測定ツールは、テクノロジー投資には当てはまりません。それらは学習をイベントとして扱います。対面式の集合研修やバーチャルクラス、オンラインコース、または長期開発プログラムの前後のふるまい(または他の基準)を比較することによって効果を示します。

しかし今の時代、ますますフォーマルトレーニング以外での学習が行われています。そしてラーニングテクノロジーには、上記のように必ずしも「前と後」があるわけではありません。常に「進行中」なのです。

一方、IT部門と財務部門の経営層は、テクノロジーへの投資を評価するための確立されたツールキットをすでに使っています。もちろん、投資収益率(ROI)も含まれますが、回収期間総所有コスト(TCO)、正味現在価値(NPV)、内部収益率(IRR)など、あなたが知らないかもしれない基準も含まれます。学習指標と同様に、それぞれに特定の用途と制限があります。たとえばTCOはコストを包括的に表しますが、メリットは無視します。

テクノロジー部門とビジネス部門の経営陣は、コストとメリットだけを見ているのではありません。彼らはテクノロジーがどのようにビジネス上の価値を生み出すかについて全体的な状況を判断し、定量的・定性的要因を評価します。たとえば、ForresterのTotal Economic Impact™手法は、厳密なコストとメリットの分析から始まります。次に運用リスクへの潜在的な影響だけでなく、将来のテクノロジーとビジネスの柔軟性についても検討します。それらを数値化することは困難ではありますが、特にラーニングテクノロジーのビジネスケースを作る場合は、理解しなければなりません。

ただし、ビジネスケースを作る標準的な公式や方法はありません。すべての企業組織には、様々な目標、固有の課題、投資を評価する方法があるため、魔法のテンプレートを提供することはできません。しかし新しいラーニングシステムやプラットフォームがビジネスの価値を生み出すのに役立つ実用的なフレームワークを提供することができます。そして、これらの内容を貴社組織が使用するビジネスケースフォーマットに当てはめることができます。