組織で起こっているすべての学びについての洞察(インサイト)を得る方法

更新日:2019年12月4日


原文「How to Get Insights for All the Learning Happening at Your Organization

Bersin by Deloitteによると、より良い分析ができることが、新しいHRソリューションの主な購入基準の1つになっていることをレポートしました。従業員が何を学んでいるのか、彼らが何を身に着けているのか、というデータは、企業としてビジネスのための決定を下す際に大きな価値をもたらすことができます。人事分析がビジネス上およびタレントマネジメント上の決定を下すためにより多く使用されてきているため、この傾向はますます強くなっています。

 従来の企業向け学習ソリューションは、LMSが提供する必須トレーニング、コンプライアンス教育、コースに関する指標を提供していました。コース受講率と修了率についての洞察(インサイト)を計測していましたが、これは組織内で実際に行われている学習に対する限定的な見方です。従来の企業向け学習ソリューションが提供する測定基準は、70:20:10のフレームワークでいう、組織内で発生している学習のわずか10%に対する洞察(インサイト)のみを提供します。組織で起こっているすべての学習への洞察が成し遂げるものを想像してみてください。

 学習活動の90%はL&D以外で行われており、この学習についての洞察はありませんでした。

 従業員は常に学んでおり、大部分の時間を自発的な学習に費やしています。従来のソリューションは組織で行われている頻度の少ない学習機会に関する定量データを収集できますが、毎日、毎週、毎月行われる学習の定量データは収集できていません。


 組織で起こっているすべての知識と学習への洞察を提供するツールはほとんどありません。

 初期段階のオープンソースAPIであるExperience API(xAPI)は、あらゆる種類の学習経験を追跡する機能を約束しています[ADL]。APIとはApplication Program Interfaceの略で、あるソフトウェアが別のソフトウェアアプリケーションと通信できるようにします。xAPIではコース内の利用状況に関するより多くのデータを収集できるため、SCORMからxAPIに移行しています。xAPIは、今まで以上の学習データを提供することを約束しているため、業界内ではバズワードとなっています。

 xAPI対応コースはコースに関するより多くのデータを提供しますが、コースは組織内で行われる学習のほんの一部にすぎません。組織で行われているすべての学習にxAPIを活用するための大きなハードルの1つは、これらすべてのソースをxAPI対応にするためにIT的な取り組みが必要となる点です。xAPIは他のシステムに依存して学習経験をトラッキングし、Learning Record Store(LRS)に送信します。つまり従業員の活動に関するデータを収集するために、組織内のすべてのシステム(LMS、wiki、ナレッジベース、ドキュメントセンター、ヘルプデスクシステムなど)に対して、xAPIへ対応させる必要があります。