Storyline 360に登場した新機能「AI Chat」でアニメーション制作がここまで楽になる
- Hiroshi Oto

- 16 分前
- 読了時間: 3分

eラーニング制作に携わっている方であれば、Articulate Storyline 360はおなじみのツールだと思います。そのStorylineに、いま注目すべき新機能が追加されました。それがAIアシスタントのAI Chatです。
正直に言うと、「またAI?」と最初は思いました。しかし、実際に使ってみると、その印象は大きく変わりました。これは単なるおまけ機能ではなく、制作フローそのものを変える可能性を持った機能だと感じています。
リボンからの操作不要。AIと会話しながら作業を行える
従来のAIアシスタント機能は、リボンメニューを行き来しながら使う必要がありました。しかし今回のAI Chatは、右パネルにチャット形式で表示されます。
画像生成、音声、効果音、ナレッジチェック、要約作成など、従来できたことはそのままに、「会話」で指示できるのが大きな特徴です。
中でも個人的に驚いたのが、アニメーションの提案と適用です。
「アニメーション設定は簡単」…本当にそうですか?
確かに、Storylineのアニメーション設定自体は難しくありません。フェードやフライインなど、定番の動きは数クリックで設定できます。しかし、こんな経験はないでしょうか?
オブジェクトが10個以上あるスライドで、アニメーション調整に時間がかかる
毎回似たような動きになってしまう
試してはやり直し、を何度も繰り返す
AI Chatは、まさにこの部分を一気に解決してくれます。
AIに「おすすめのアニメーション」を聞いてみる
例えば、社員向けコースのウェルカムスライドがあります。このスライドには、背景画像、テキスト、入力フィールド、送信ボタンといったシンプルな構成です。
ここでAI Chatに「このスライドに合うアニメーションを提案して」と入力するだけで、スライド内容を分析し、複数のアニメーション案を提示してくれます。
自分ではあまり使わない「パルス」や「ワイプ」なども自然に組み込まれており、「あ、こういう表現もありだな」と新しい発想を得られるのが面白いところです。
試行錯誤が圧倒的に速い
提案されたアニメーションは、ワンクリックで適用できます。もし気に入らなければ、「別の案を出して」「ズームは使わないで」など、そのまま会話を続ければOK。既存のアニメーションを手動で削除する必要すらありません。
さらに、「特定のオブジェクトだけ後から表示して」「すべてのアニメーションを1.5秒ずつずらして」など、細かい指示にも対応してくれます。
タイムラインを見れば、一瞬で整理されているのが分かり、作業スピードの違いを実感できます。
リセットも一瞬。やり直しの心理的ハードルが下がる
個人的に便利だと感じたのが、
すべてのアニメーションを削除する
すべてのオブジェクトに対して同じタイミングでアニメーションを設定する
といった操作をチャット一言で実行できる点です。
これにより、「試しにやってみよう」という心理的ハードルが大きく下がります。結果として、表現の幅も自然と広がっていきます。
これからが本番のAI Chat
AI Chatは2026年2月現在ベータ版ですが、だからこそ今後の進化が楽しみです。将来的に追加されるAIアシスタントの新機能は、すべてこのチャットパネルから利用できるようになるでしょう。つまり、Storylineの操作方法が「メニュー中心」から「対話中心」へと変わっていく可能性があります。今までトリガーの設定などStorylineに慣れた人でないと敷居が高かった設定もAI Chatが支援してくれる未来が見えます。
アニメーション設定に限らず、制作全体の考え方そのものを変えてくれる、StorylineのAI Chatは、そんな第一歩と言える機能です。
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