操作しようとオブジェクトをクリックするのに苦労したり、個々のアイテムにアニメーションやトリガーを設定するのに時間を浪費するほど、多くのオブジェクトがあるスライドで作業したことがありますか?そんな場合にお勧めのもっと簡単な方法があります。Storyline 360でオブジェクトをグループ化することは、整理された状態を保ち、より効率的に作業するのに役立つ便利な機能です。Storyline 360でグループ化されたオブジェクトを操作する際によく寄せられる質問のいくつかを次に示します。
1. オブジェクトをグループ化する目的は?
スライド上のたくさんのオブジェクトを操作しようとすると、心が折れそうになることがあります。そうなる前に、タイムラインとトリガーパネルは、オブジェクトとトリガーの膨大なリストになってしまい、時間がかかるようになってしまいます。
タイムラインを整理する
オブジェクトをグループ化すると、作業効率が向上します。同じ内容のスライドですが2つのタイムラインを見てください。
グループ化していない状態
スクロールしないと表示されないほどのオブジェクトがたくさんあります。
グループ化してある状態
オブジェクトをグループ化すると、このように大きな違いが現れます。
グループ化されたバージョンは簡潔で管理が簡単です。必要に応じてグループされているオブジェクトも数回クリックして展開するだけで、すばやく表示、非表示、ロックできます。
トリガーを最小限に抑える
オブジェクトをグループ化するもう1つの利点は、グループに対して1つのアクションで実行できることです。これによりトリガーパネルがクリーンアップされ、テストを行う必要がある場合にトリガーを簡単に調整できます。
グループ化していないオブジェクト群に対してのトリガー設定
グループ化したトリガー設定
複数オブジェクトを同時に編集
オブジェクトをグループ化すると、1つのオブジェクトであるかのように、一度に編集、移動、回転、反転、他の属性を変更することもできます。
グループ内のオブジェクト間隔を維持しながら、グループ内のすべてのオブジェクトのサイズを変更することもできます。
2. オブジェクトをグループ化する最も簡単な方法は?
オブジェクトをグループ化する最も一般的な方法は、グループ化したいオブジェクト群を選択して、右クリックし、[Group]を選択することです。
しかし、もっと速い方法があります。キーボードのショートカットを使用すると、さらに時間を節約できます。Control + Gキーを押すだけです。
3. アニメーションはグループでどのように機能する?
グループ化されたオブジェクトへのアニメーションは、2つのオプションがあります。
オプション1:アニメーションを各オブジェクトに個別に適用する
グループ内のオブジェクトを異なるタイミングでアニメーションさせたい場合は、各オブジェクトに個別のアニメーションを設定できます。次の例では、各オブジェクトにアニメーションを追加し(各⭐で示されています)、それらをグループ化した状態です。
次のGIFアニメは、上記のグループ化されたオブジェクトに個々のアニメーションを設定した結果、実際にどのように見えるかを示しています。
オプション2:グループ全体にアニメーションを適用する
複数オブジェクトを一括でアニメーションさせたい場合は、オブジェクト群をグループ化してから、グループ全体にアニメーションを設定します。次の例では、オブジェクトをグループ化して、Fly Inアニメーションを設定しています。(左上の⭐で示されています)
次のGIFアニメは、グループに対してアニメーション設定されたオブジェクトが実際にどのように見えるかを示しています。
4. グループ化されたオブジェクトでアニメーションのトラブルシューティングを行うには?
グループ化されたオブジェクトが意図したとおりにアニメーションできていませんか?上記でご紹介した2つのアニメーションオプションを組み合わせて設定している可能性があります。これは、個々のオブジェクトにアニメーションを設定し、後でオブジェクト群をグループ化してさらにグループアニメーションを設定した場合によく発生します。
その事象が起こっているかを確認するには、[Animations]タブを開き、グループ内の個々のオブジェクトをクリックします。各オブジェクトをクリックするときは、Entrance(開始)、Exit(終了)、モーションパスのアニメーションオプションに注意してください。オブジェクトにアニメーションが設定されている場合は、ドロップダウンから[None]をクリックする、もしくは余分なモーションパスを削除します。
5. ステイトをグループに設定できるか?
Storyline 360には、学習者のアクションに基づいてオブジェクトの外観(形状やボタンなど)を変更できるステイト機能が実装されています。ステイトは、グループ化されたオブジェクトには設定できず、個々のオブジェクトにのみ追加できます。
※ステイトの操作についてはChapter4をご覧ください。
しかし各オブジェクトを選択してステイトを編集することにより、グループ内の個々のオブジェクトのステイトを設定することはできます。または、最初にステイトを編集してから、オブジェクト群をグループ化することもできます。
別のオプションは、グループ内のステイトを追加してあるオブジェクトをクリックして、残りのオブジェクトにFormat Painterでステイト設定を貼り付けることです。
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