エマージングスキルのタマゴを自社で育成する

原文「How to Build Your Own Incubator of Emerging Skills

今年は私たちの生活にコロナウイルスという予想外の出来事が起こり、このことから未来を完全に予測できないという事実を突きつけられてしまいました。しかし、プロジェクト、チーム、業務の全体にわたり動的に横断できる従業員が将来の課題に対応できる適切な新しいスキルを育成することの重要性も再認識できました。

最近のMITの調査では、回答者の3分の2が新しいテクノロジーを追求するとともに、業務慣習とスキルをアップデートすることが混乱(ディスラプト)に対応するためのカギであると感じています。では、どうすれば現在必要なスキルと将来必要なスキルを従業員に身につけさせることができるのでしょうか。先見の明がある企業は、従業員の学習へのアプローチを再設計して、新しいスキルを継続的な育成の支援をしています。

クライアントと緊密に共同している際に、新たなスキルの構築に力を注いでいる企業が5つの異なる方法で実施していることに気づきました。


1. ゼロからスキルを構築


新たに必要なスキルを見つけるには、スキル構築へのボトムアップアプローチを促進するために、ラーニング部門、タレント部門、運用部門間のコラボレーションが必要です。アジャイルな企業は、従業員やマネージャーから新たに必要なスキルの情報を得て、将来のプロジェクト、目標、業務に何が必要かを発見します。これらのデータによる洞察から、企業内学習とアップスキルの基礎を作り出しています。

McKinsey&Companyの調査「Building Capabilities for Performance」では、スキルを開発する共同的な戦略が必要だと主張しています。社内モビリティ(人材再配置)、ビジネス戦略、学習戦略を個別に計画するのではなく、ビジネス、財務、人事のリーダーを集めて会話を行うことです。この共同的な学習方法は、「能力開発をサポートする、ツール・方法・手順を構築する構造化されたアプローチ」として報告しています。


2. 有機的に出現する新しいスキルを活用


新たに出現するスキルを特定するにはまずそのスキルを認識することが必要であるのと同じように、新たなスキルへのトレーニングも必要です。しかも、そのトレーニングは従業員の日常の業務中に行われる必要があります。