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  • 執筆者の写真DISCE

USAAにおける学習変革の推進

更新日:2023年11月22日


業界には、学習変革を推進するには大勢の従業員と何年も取り組まなければならないという誤解がある場合があります。金融会社のUSAAは顧客会員向けへの情熱と同じように、従業員のためにも同様のことを行っており、小規模で戦略的かつ機能横断的なチームで学習文化の活性化に取り組んでいます。


何年にもわたり、USAAはインストラクター主導トレーニング(集合研修)に注力してきました。USAAのIT部員であるDoug Elzinga氏は、集合研修が必ずしも迅速で広範囲な展開に向いている訳でないことを認識し、「L&Dの伝統とフレームワークから脱却する」必要があると言いました。金融企業としても今の時代に対応するべくITサービスをより迅速に提供できるようにするには、従業員のアップスキルが必要であることがわかりました。


Degreed導入を担当する社内チームには、3つのコア目標がありました。

  1. スケーラビリティ:多数の学習者にインパクトを与えること

  2. スピード:より早く学習者に内容を伝達すること、特にIT部門

  3. 敏捷性:柔軟であること。情熱を持ち、改善へ取り組みの一環としてトライ&エラーでチャレンジすること


USAAのIT部員であるLaurie Littleton氏が、Degreed導入の経験を踏まえ、共感する重要な教訓を示唆してくれました。

  1. 統合ラーニングエコシステムを作り上げるためにコンテンツを集めること。USAAはソフトスキルとテクニカルスキルの両方のニーズに応える3つのプロバイダを選定しました。

  2. 組織のすべてのレベルが学習の旅に出発できるように、社内コミュニケーションにTell / Show / Coachモデルを利用すること。

  3. 従業員全員に知らせること。経営層レベルから従業員に向けて直接メッセージを伝え、従業員を鼓舞することです。オフィス内のデジタル掲示板を利用したり、特定コンテンツプロバイダーが持つ価値を活用します。

  4. 社内デモやロードショーを行い、従業員が手に入れられる価値を示すこと。Degreedの基本機能に関する知識を深め、従業員自身のキャリアやスキルの向上にどのように役立つかをしっかりと理解してもらうようにします。この変化は一部の人にとって急進的であり、古い行動やプロセスと相反する可能性があることを認識することです。

  5. 革新的なコンテンツキュレーターとして社内協力者に準備時間を与え、協力者が果たす必要がある役割へと協力者を導いていきます。

  6. キュレーション – ガバナンス(統制)と一貫性を適用すること。キュレーションを日常の仕事に取り入れるようにフォーカスします。また従業員が分かりやすい、受け入れられやすい命名規則をパスウェイに適用します。

  7. 新しいことにトライし、早く相談したいと思う協力者を見つけること。ITとHRのパートナーシップはUSAAにとって非常に重要でした。


Elzinga氏とLittleton氏は、奉仕の精神と絶え間ない展望で、USAAでスピード感のあるイノベーションが起こっていることを目の当たりにし、どこでも学習が起こり得る文化を作り上げています。経営層による従業員へのメッセージのおかげで利用は増加しており、夏に行ったロードショープログラムも良い結果を示しています。USAAでの新しい学習方法が確立されていることをすべての兆候が示しています。


 

By Dan Tesone, November 26, 2018

 

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