自分の知らない分野のトレーニング開発を任されることは、よくあることです。特に時間に追われているときは、大変なストレスになります。
だからこそ、Rise 360にテンプレートが追加されたことは、多忙なeラーニング開発者にとって非常に画期的なことだと思います。今までもブロックテンプレートを作成し、カスタマイズしたブロックを別のレッスンやコースにコピーすることができますが、Rise 360ではカスタマイズ可能な豪華なテンプレートを利用することで、コース作成プロセスをスムーズにできるようになりました。これらのテンプレートは、テキストやメディアを素早く適応させることができ、魅力的でインタラクティブなコースを短時間で構築することができます。
Rise 360のテンプレートを使う一番の利点は、効果的なコースデザインを一から考える手間が省けることです。Rise 360のテンプレートは、テキストを配置した完全なコーステンプレートなので、このテーマのコースで通常カバーされるすべてのトピックを含むアウトラインが含まれており、重要な情報を見逃してしまう心配がありません。各レッスンには、インストラクションのプロンプトとプレースホルダーのインタラクションがあり、コンテンツを魅力的かつ効果的に見せるための最適な方法を視覚化できるようになっています。このように、ストレスなく効果的なコースをすばやく作成することができるのです。
ここでは、Rise 360のテンプレートを使って、情報セキュリティをテーマにしたフィッシングに関する素晴らしいコースを作成した手順を簡単に説明します。下の画像をクリックして実際にご覧ください。
いかがでしたでしょうか?Rise 360のテンプレートがすぐに使えるのはとても便利です。そのトピックの専門家を探す手間が省けるだけでなく、デザインの負担が少ないので、特にあまりやる気が起きないトピックの場合は、とても助かります。
Rise 360のテンプレートを使って、このようなコースを数分で作成するための簡単な手順をご紹介します。
テンプレートを探す
まず、ダッシュボード左の[New Course]ボタンをクリックすると、Rise 360のテンプレートがオプション(CoursesかLessons)として表示されます。
左側のテンプレートカテゴリをクリックし、あなたのトピックに最適なものを検索してください。利用可能なすべてのテンプレートを絞り込むことができます。
また、検索バーにキーワードを入力することで、素早く検索することもできます。今回の例の場合、「phishing:フィッシング」をテーマにしたコースを作る必要があったので、検索バーに[phishing]のキーワードを入力しました。
最適なテンプレートが見つかったら、[Preview Template]ボタンをクリックし、実際に作成したコーステンプレートを確認することができます。
カスタマイズするテンプレートを選択
コーステンプレートのプレビューは新しいブラウザで開くので、どれが自分に合っているか気兼ねなく選ぶことができます。気に入ったものがあれば、そのタブを閉じて、Rise 360のコーステンプレートが表示してあるブラウザタブに移動してください。コースの上にマウスを移動し、[Select This Template]をクリックすると、テンプレートがあなたのRise 360のダッシュボードに追加されます。
テンプレートを自分流にアレンジ
Rise 360のダッシュボードにコーステンプレートが追加されたら、次はそれをカスタマイズしてみましょう。
この時点で、筆者はステークホルダーやSME(分野専門家)から資料を集め、選んだテンプレートに配置されているアウトライントピックに沿って整理するのが好きです。また、テンプレート化された各レッスンに飛び込んで、その流れを確認するのも効果的です。そうすることで、追加で情報を収集する必要がある箇所を見つけたり、自分のニーズに合わせて削除したり、並べ替えたりできるサブトピックを特定したりすることができます。
このような変更は、Rise 360ではとても簡単です。各レッスンのプレースホルダーテキストを、このように自分のコンテンツに置き換えるだけでいいのです。
また、ブロックの追加や削除、並び替えが簡単にできるため、コンテンツの並び替えも簡単にできます。例えば、既存のブロックの間に画像を追加したい場合、プラス(+)アイコンをクリックしてブロックライブラリを開き、レッスンに最適なブロックを選択するで、簡単に追加できます。
あとは、プレースホルダーのテキストを置き換えたり、ブロックの順番を変えたりする作業を繰り返して、思い通りのレッスンに仕上げていきます。また、Articulate 360 Teamsをご利用の場合は、ブロックテンプレートを組織内のチームで共有し、コース開発プロセスのスピードアップに役立てることも可能です。
また、Rise 360の英語コンテンツを効率よく翻訳するには下記の記事をご覧ください。
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