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  • 執筆者の写真DISCE

The Serial Learner(継続的な学習者)

更新日:2023年11月22日


 今日の労働力は前例のないレベルで機能しており、技術と多様化する労働力が絶えず仕事の世界を作り変えています。この変化は、人の業務に至るまで、ビジネスの様々な側面に影響します。L&Dが経験している変化は非常に大きいため、人事の専門家Jeanne C. Meister 氏は、人事部門の仕事と役割に関する従来の思想は時代遅れになっていると示唆しています。

 Degreedプロダクトマーケティング担当バイスプレジデントであるTodd Tauberは、仕事の将来、および組織の学習に対する見方などついて、Jeanne氏に質問することができました。(Jeanne氏は、書籍「The Future Workplace Experience」の共同著者)

Todd:最近あなたは「the serial learner(継続的な学習者)」という概念について書かれていますね。これは、Degreedのスタッフが「the career-long learner(生涯学習者)」と呼んでいるものです。それが何を意味するのか詳しく説明いただけますか?

Jeanne:Serial learning(継続的な学習)は、「The Future Workplace Experience: 10 Rules In Mastering Disruption In Recruiting and Engaging Employees(将来の職場での経験:従業員の採用とエンゲージメントにおける混乱を乗り越えるための10のルール)」という本で、従業員側で継続的な学習の必要性を暗示するために用いた用語です。


「The Future Workplace Experience」で述べたように、継続的な学習者は、serial entrepreneurs(継続的な起業家)と同じ資質を持っています。彼らは、知的好奇心が強く、常にビジネスに満足せず、何か新しいことを常に学ぶために現在の役割を超え、絶えず学ぶために異なるネットワークを探し求めます。今日の学習者にも同じ概念が当てはまると思います。技術系の仕事だけでなくすべての仕事に対しての業務知識が役に立たなくなるのが2.5年ごとに倍増しているため、継続的な学習が必要という概念は重要性を増しています。

Todd:あなたはまた継続的な学習者であることがキャリア成長のために重要になりつつあると言っています。そして私たちは他の多くの場所で同様の反響を見ています。この概念が突然定着したのはなぜですか?

Jeanne:継続的な学習が継続的なキャリアアップの鍵となっているのは、あらゆる業界で変化の速度とペースが加速しているからです。FORTUNE 500の企業の52%が2000年以来合併、買収、倒産していることを考えてみてください。FORTUNE 500のリストにまだ載っている企業は、私がこの本で「learning machines(機械学習)」と呼んでいるものによって変化に対応しています。それら企業は、継続的な学習という文化を作り出すこと、継続学習が必要であることを明白にしています。


AT&Tの最高経営責任者(CEO)Randall Stephenson氏がAT&Tの従業員に次のことを挑戦させたことを考えてみてください。

「新しいスキルを習得しない場合、解雇されることはありませんが、AT&Tでのキャリアはありません。会社が生き残るためには、AT&Tの従業員は、技術的な失業を避けるために、週に5〜10時間、自分の時間を使ってオンラインで学ぶことに費やさなければなりません。」

厳しく聞こえますか?これはAT&Tの場合、率直な評価であり、他の企業のCEOもそのような挑戦を従業員に課すことでしょう。

Todd:これらのことが企業内研修や人材開発部のリーダーにどのような影響を与えますか?CLOやCHROは、この新しい法則…人々、プロセス、ツール、テクノロジーにどのように適応しているのでしょうか?

Jeanne:企業学習における新しい常識として、企業が混乱にどう対処しているかに大きな変化が見られます。まず重要なことは、企業学習においてチームメンバーの構成が変化していることです。書籍「The Future Workplace Experience」のためのインタビューをしていた時、Learning Experience Manager、Curator、Employee Community Manager、People Analyticsの責任者など、企業学習に新しい役割が出現していることが分かりました。これらの新しい役割は企業学習の新しい方向性を示しています。その方向性は、学習者のための新しい経験を生み出す必要性を考慮できるようデータ駆動型だったり、パーソナライズされた、学習者に必要とされるものを予期できるものだったり、ビジネス上の主要戦略に関連するものです。


プロセスやテクノロジーも変化しています。プロセスは、もはや企業内研修の効率性と標準化を保証することではなく、今では定期的に学習者のニーズと期待を考慮しています。デザイン思考を採用し、従業員中心の学習アプローチを構築する企業や、企業研修機能ではなく学習者のニーズを理解することを始めている企業が増えています。また最後に、会社が提供する学習だけでなく、従業員が学んでいるすべての学習を集約するテクノロジーへの関心が高まっています。学習をキュレーションするテクノロジーに加えて、より多くの企業が、従業員のペースで学び、自分のニーズに最も適した学びに参加できるアダプティブラーニングを導入しています。

Todd:これらは従業員の全体的な経験にどのようにフィットするのでしょうか。生涯学習または継続学習の役割は何でしょうか?

Jeanne:全体的な職場経験は、企業が顧客に対して生み出す最高の経験を反映したものといえます。私は職場学習に最高のカスタマーエクスペリエンスを適用するように考えてもらい、そして従業員の感情について説明してもらうのが好きで、最高のカスタマーエクスペリエンスと同様に、多くの人が幸せ、喜び、驚きなどの感情を共有してくれています。なぜ好きなのか、それは従業員のための説得力のある職場経験を作り出すために企業が求めているものだからです。

 

By Todd Tauber, March 9, 2017

 

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