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  • 執筆者の写真DISCE

リモートワークカルチャーを浸透させるための6つのステップ

更新日:2023年11月22日


筆者は4年前にDegreedに入社し、完全にリモートで働く会社は初めてでした。筆者はそのような会社、特にDegreedのような野心的なミッションを持つ会社でどのように働くことができるか懐疑的でした。4年後、Degreedは規模が約4倍になり、7か国245都市に435人の従業員がいます。Degreedの成長はまだまだ衰える傾向にはありませんが、リモートワークモデルはこれまで以上にうまく機能しています。


今日の労働力には、より高い柔軟性が必要です。2018年のアメリカ国勢調査「US Census」は、アメリカの労働力の5.2%が完全に自宅で働いていることをレポートしています。「2017 Gallup Poll」によると、労働者の43%がある程度の時間をリモートで働いています。優秀な企業には優秀な人材が必要であり、その人材はもはや大都市に限定されません。

リモートワークにはメリットと課題があります。貴社組織がリモートワークカルチャーを浸透させるために6つのヒントをご紹介します。これにはDegreed社内で実際に試され、テストされたものも含まれています。



1)職場文化


職場文化はこれまで以上に重要になっています。リモートワーカーの場合、物理的なオフィスで日常行われる伝統的、儀式的な活動は必要なく、ビジネス活動は個人に依存しています。また各従業員はエヴァンジェリストであり、リモートワーカーはこれらの原則にならう必要があります。職場文化を強化することで、同一オフィスで仕事していなくても、共同体の感覚と同僚間の共有ビジョンが生まれます。



2)常にコミュニケーションする


リモートワーカーはチャットなど文字によるコミュニケーションに大きく依存しているため、視覚的な合図を利用して意図した意味を理解することができません。効果的にコミュニケーションをとるために、企業は社内コミュニケーションと従業員トレーニングに投資する必要があります。重要なニュースと告知は、複数の手段を使って繰り返し告知する必要があります。


Degreedでの実例として、重要なメッセージは、3つの異なるチャネル(手段)で3回告知するように努めています。



3)適切なツールを活用する


コラボレーション、コミュニケーション、組織力を強化するツールは、リモートワーカーにとって特に重要です。一般的なホワイトボードを使った対面セッションについて考えてみましょう。リモートワーカー全員を一つの部屋に集めて、ホワイトボードを使って議論することはできません。しかし、このコラボレーション方法をより簡素し、エミュレートできるツールはますます発達しています。


Degreed社内での最近のお気に入りの1つは、無料のSlackプラグインであるDonutです。Donutは、仮想のコーヒーブレーク時間をもたらすもので、あなたと同僚をランダムに組み合わせるSlackbotです。この種のツールは、チーム間のコラボレーションを促進できます。


またDegreed社内でも、社員自身がスキルを能力開発し、キャリアを開発し続けるために、Degreedを使用しています。またDegreedの顧客の多くは、Degreedを使用して、顧客ビジネスの最も重要なスキルに関するトレーニングをグローバル従業員に提供しています。


DegreedとDonutは、コミュニティ、コラボレーション、ソーシャルラーニングを作り出すのに役立ち、従業員が疎外感を持ったり、やる気をそがないようにします。



4)ビデオ会議


ビデオ会議はリモートワークを成功させるための最もシンプルでありながら最も重要な原則の1つです。同僚の表情を見ると、コミュニケーションと結束がより効果的になります。ビデオ会議は、同僚とあなたがあたかも一緒にいるように感じられるほど成熟しており、マルチタスクの削減に役立ちます。従業員の82%は、音声通話でなくビデオ通話を行っている場合、マルチタスクを行う可能性が低くなります。従業員がカメラを通して会話しなければならない場合、会話への参加意識が劇的に増加します。



5)パフォーマンスベースの文化を確立する

リモートワーカーは管理主義向きではありません。勤務時間中に人々を強制的に机に座らせることはできません。代わりに、生み出す結果に重点を置く必要があります。生産量が同じであれば、従業員が何時間働くかは問題ではありません。人々がいつでもどこでも仕事ができるという信頼と柔軟性を与えることで、最高の仕事結果を生み出す能力が与えられるということをDegreed社内でも体験してきました。従業員は、仕事の成果に関して、より高い基準を守る必要があります。


しかし、従業員を常にモニターできないので、従業員の昇進や、従業員に高品質の仕事を遂行してもらうためにも、従業員の進捗をモニターするための客観的な構造が必要です。パフォーマンスレビューソフトやラーニングエクスペリエンスプラットフォームは、アップスキル、能力開発、認定取得、進捗、成果をトラッキングできます。



6)たまにはオンサイトで集まる


会社からの調整事項、重要な変更点、新しい目標のために実際にチームを集めます。オンサイトは理解とコラボレーションを加速できます。リモートワーカーにとって、オンサイトはまれですが、会社の文化と整合性を再び受け入れるための共に過ごす時間をDegreed従業員は受け入れることがわかりました。


リモートワークへの移行は可能であるだけでなく、今の世の中、不可欠になりつつあります。リモートワーカーは、今後4年間現在の仕事にとどまる可能性がオンサイトワーカーよりも13%高いといわれています。従業員の定着(リテンション)に加えて、リモートワークは、競合他社からも優秀な人材を引き付けるメリットでもあります。また世界はグローバルな労働力を活用しようとする方向に向かっています。貴社はリモートワークの先駆者になるのでしょうか、それとも旧来のオフィス型で立ち往生するのでしょうか?



 

By Jeff Okita, Product Manager For Enterprise Tools

January 30, 2020

 

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