コンテンツ制作締切の金曜日の午後、あなたは疲れ切ってeラーニングの創造力は衰え始めています。
しかし画面に見慣れた通知が表示され、プロジェクトのステークホルダーの1人からのメールで、来週は公開に向けた最終レビューとなるはずだったのに、新しいセクションをコースに追加するように言っています。あなたに衝撃が走ったのは言うまでもありません。。。
コンテンツスコープの早期決定に細心の注意を払っていたとしても、追加要望は発生するもので、直面すると対応できる余裕はないかもしれません。しかし対応するために、週末の休みの計画を犠牲にしたり、徹夜で作業する必要はありません。これから紹介する、時間を節約するためのヒントを使用して、スライドを最初からデザインする代わりにContent Library 360テンプレートをカスタマイズすることで、デザイン面での大きな負担を回避することができます。
ヒント1:最適なレイアウトを探すためにフィルタリングする
まず、Storyline 360プロジェクトに新しいシーンを追加し、Content Library 360のスライドを挿入することです。そうすれば、プロジェクト内の既存スライドに影響することなく、カスタムデザインのテーマやプロジェクト内の既存のアセットを活用できます。詳細は後ほど説明します。
まず、新しいシーンの最初のスライドを選択した状態で、[Slide]メニューに移動し、[Content Library]を選択して、Content Library 360テンプレートウィンドウを開きます。プロジェクトに最適なレイアウトを絞り込む方法は次のとおりです。
左側のフィルターを使用すると、最適なテンプレートを簡単に見つけることができます。たとえば、新しいコンテンツにはインタラクション(双方向性)が必要であることがわかっていたため、各テンプレートのすべてのスライドを探す代わりに、[Type]の下の[Interactions]をクリックして、タイムライン、タブ、プロセスレイアウトなど、よりインタラクティブなテンプレートを表示することができます。それらのテンプレートには必要なレイヤー、トリガーが既に組み込まれているので、これらのテンプレートのいずれかを使用することはデザイン上の大きな作業軽減になるでしょう。 また、暗い色調のスライドで全体を統一したい場合は、テーマフィルターの下の[Dark]をクリックします。暗い色調のテンプレートに絞り込むことができます。このように新しいスライドと古いスライドの外観を統一する作業がはるかに簡単になります。 フィルターで絞り込んだら、必要なテンプレートレイアウトをクリックして選択し、[Insert Slide]ボタンをクリックしてプロジェクトに追加します。
応用ヒント:複数のスライドを挿入する必要がある場合は、Shiftキーを押しながらスライドレイアウトをクリックするだけです。そして[Insert (X) Slides]という右下のボタンをクリックします。
ヒント2:色とフォントをすばやくカスタマイズする
最適なテンプレートレイアウトを見つけてプロジェクトに追加したら、新しいスライドを既存スライドと視覚的にブレンドすることにフォーカスします。スライドデザインを統一する簡単な方法は、同じデザインテーマを使用することです。Storyline 360のデザインテーマには色とフォントの両方が含まれているので、それぞれを見ていきましょう。
テーマの色のカスタマイズ
新しく挿入されたスライドテンプレートで、[DESIGN]リボンに移動し、[Colors]ドロップダウンを選択します。
Built-In(定義済み)のカラーテーマをクリックするか、既存のプロジェクトスライドで使用されている色に基づいたカスタムカラーテーマを作成できます。
既存のカラーテーマをスライドに適用すると、色が自動的に更新されます。
新しいカラーテーマを作成するには、ドロップダウンリストの下部にある[Create New Theme Colors]をクリックします。すべてのテーマカラーを指定すると、選択したスライドに自動的に適用されます。
このサポート記事では、Content Library 360のスライドで使用されるすべてのテーマの色について詳しく説明しているので、色のテーマの変更がそれらに与える影響を予測できます。テーマカラーを使用したことがない場合は、Here’s an article that goes over what they are and how to work with them(テーマカラーが何であるか、そしてテーマカラーがどのように働くか)についての記事があります。
テーマフォントのカスタマイズ
Content Library 360スライドのデザインを変更する別の簡単な方法は、プロジェクト内の既存スライドと新しく挿入されたスライドの間でフォントを統一することです。たとえば、元のプロジェクトではOpen Sansを使用していたとして、新しく挿入したContent Library 360スライドはLato Lightテーマを使用しています。これを変更する方法は次のとおりです。
新しく挿入されたスライドテンプレートで、[DESIGN] リボンに移動し、[Fonts]ドロップダウンを選択します。
プロジェクトファイルで既に使用されているフォントテーマか、Built-In(定義済み)のテーマから選択するか、新しいテーマフォントを作成することができます。下記の例では、組み込みのOpen Sansテーマをクリックしてスライドに適用しました。
繰り返しになりますが、テーマフォントを使用したことがない場合は、Here’s an article that goes over what they are and how to work with them(テーマカラーが何であるか、そしてテーマカラーがどのように働くか)についての記事があります。
応用ヒント:フォントをLatoからOpen Sansに変更した後、外観に大きな違いがなかったことに注目してください。それは、サイズが非常に似ているためです。ただし、テンプレートテーマよりも大幅に大きい、または小さいフォントテーマを選択する場合は、テキストボックスの行の折り返しを調整する必要がある場合があることに注意してください。
ヒント3:画像の差し替えと追加
もう1つの非常に迅速なカスタマイズは、プレースホルダー画像を差し替えることです。いくつかのオプションを見ていきましょう。
Content Library 360の新しいプレースホルダーイメージを変更したい場合は簡単です。マウスを右クリックして、[Replace Picture]を選択し、[From Content Library 360]をクリックします。このアクションのGIFをご覧ください。
プロジェクトで既に使用している別のプレースホルダーイメージまたはキャラクターを変更したい場合は、Media Libraryを利用するのが最適です。Media Libraryは、コース内で使用している画像、キャラクター、オーディオクリップ、ビデオを管理できるので、簡単に追加、削除、置換、再利用、エクスポートできます。 キャラクターを差し替える必要がある場合は、キャラクター上でマウスを右クリックし、[Replace Pose]をクリックし、[Media Library]をクリックします。そして既存のキャラクターの左側にある下矢印をクリックして、ポーズを確認します。別なポーズを選択し、[Replace Character]をクリックします。新しいキャラクターは、元のキャラクターポーズの切り取りなどを引き継ぐので、作業が効率的になります。
プレースホルダー画像を、プロジェクトで使用されていない新しい画像に置き換えたい場合は、繰り返しになりますがMedia Libraryが時間の節約になります。 Media Libraryから、右上隅のインポートアイコンをクリックして、 [Picture from File]を選択します。画像があるフォルダーに移動し、画像を選択し、[開く]をクリックします。これで、プレースホルダー画像をMedia Libraryにインポートした画像にすばやく置き換えることができます。
時間の切迫した緊急時にContent Library 360テンプレートをカスタマイズし、徹夜作業になることなく、3つの視点で時間を節約できます。
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