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失読症の方にやさしいeラーニングを作成する5つのヒント

原文「5 Formatting Tips for Creating Dyslexia-Friendly E-Learning

失読症の学習者は、オンライントレーニングに対して独自の問題に直面しています。連続した大きなセクションを認識したり、実践的な練習なしにただ暗記を要求したりすると負担がかかります。

これらの問題を考慮したオンライントレーニングの作成は、作成最初は困難な場合がありますが、次の5つのヒントがすべての学習者の読みやすさを向上できますし、双方にとって素晴らしいことです!


#1 ゴシック体フォントを使用する


Arial、Verdana、Open SansなどのSans serif(ゴシック体)フォントは、すっきりとしていて、読みやすくなっています。またほかのフォントに比べると丸みを帯びています。過度に修飾されたフォントは、失読症の学習者が認識しにくい場合があります。

したがって、上記の「Harder to read:読みにくい」例のようなフォントを使うのではなく、思いやりのある選択肢として上記の「Easier to read:読みやすい」例のように目に優しいSans Serifフォントのようなゴシック体フォントをお勧めします。他のお勧めフォントは次のとおりです。

  • Arial

  • Calibri

  • Century Gothic

  • Tahoma

  • Trebuchet

  • Verdana

#2 書式を簡単にする


何かを強調したい、特定の範囲であることを示したい、といった場合に下線・斜体・小さなフォント・これらの組み合わせを書式設定として使いたいところです。しかし失読症の方がいらっしゃらなくても、文字を混雑させて修飾しすぎると、単語の区切りを見分けるのが難しくなります。以下のサンプルを見てください。

失読症の方にもやさしいeラーニングを作成する場合は、次の表を参考にしてください。

そして空間を恐れないでください。単語や文字列の間の余白があまりに多すぎると読みやすさに影響することは事実ですが、内容を理解しやすくするには、段落の間にスペースを空けることが重要です。


#3 見出しを使用する


見出しは視覚的な階層をイメージするのに役立ち、コンテンツをナビゲートしやすくします。大きなブロックがある場合は、見出しを分けましょう。


テキスト内で太字の大きなフォントを使用して、次のガイドラインに沿った見出しを作成しましょう。

  • 周囲の本文テキストよりも20%大きく

  • 前後に十分なスペース

  • 一貫した構造

Storylineコースのすべての画面を手動で書式設定するのが大変な場合は、Storyline 360でスライドマスターを使用するか、Storyline 360でテンプレートを作成するか、Content Library 360のテンプレートを使用します。Rise 360でコースを作成している場合は、便利な事前フォーマットされた見出しや、小見出しのテキストブロックを使用してください。

#4 適切な色を選ぶ


色を使うと、コンテンツの読みやすさに大きな影響を与えます。その色を適用する前に、次の読みにくい使用方法でないことを確認してください。

  • テキストの背後にあるパターンや画像

  • テキストと背景のコントラストが悪い

  • 暗い背景に明るい色のテキスト


色を適用する場合は、デザイン要素として控えめに使用してください。コンテンツを強調する必要がある場合は、色の代わりに太字を使用してください。そして色についてもう少し付け加えると、色覚異常の方に考慮して、赤、緑、ピンクは避けてください。


#5 グラフィックを使用する


画像、フローチャート、グラフ、イラスト要素を使用すると、コンテンツをより補完できます。補助的な画像、マルチメディア、図、グラフは視覚的な興味を与え、失読症の方にも多くのコンテキストを提供する優れた方法です。

Rise 360のプロセスブロックは、学習者をサポートするテキストとグラフィックの組み合わせの良い例です。

プロセスブロックは、要素を簡単に読み取れる段階的なチャンクに分割し、かつマルチメディアに対応しているため、画像、ビデオ、Webコンテンツを追加して、手順を説明することができます。

ライティングのヒント


テキストを正しい方法で書式設定することは、コンテンツを失読症の方にやさしくするために重要です。しかしトレーニングコンテンツのライティングは見た目と同じくらい重要です。イギリスの失読症協会のBritish Dyslexia Association’s 2018 Style Guideからのヒントをいくつか紹介します。

  • 受動態ではなく能動態を使用します。

  • 簡潔にします。短くシンプルな文章を使い、長い段落は避けます。

  • 箇条書きと番号付きリストを使用します。

  • 過度に複雑な説明、二重否定、過度の省略形は避けましょう。

ライティングの際に考慮すべきもう1つのことは、学習者がテキスト読み上げテクノロジーを使用しているかもしれないということです。読みやすいように、内容を声に出して読みます。これは間違いを見つけるのにも最適な方法です。


まとめ


いくつかの簡単なガイドラインを念頭に置いておくと、失読症の方にやさしいトレーニングをデザインすることができます。

  1. 丸みのあるゴシック体フォントを使用します。

  2. あまりにも多くの書式でテキストを混雑させない。

  3. 内容を整理し、見出しと小見出しで簡単にナビゲートできるようにします。

  4. 色を使う場合は、読みやすさを妨げない。

  5. 内容を補完するために、画像、グラフ、その他の視覚補助を使うことを恐れない。


株式会社ディーシェは日本におけるArticulate製品の販売代理店です

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