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アップスキリングサバイバルガイド Part 2:データと分析でスキルギャップを埋める

更新日:2023年11月27日


物事は急速に変化しています。そして、どのように対応するで、貴社の短期的な成功を左右する可能性があります。


世界中の企業の大多数(87%)が、数年以内にスキルのギャップが発生することを認識しているため、重要なビジネスニーズに対応するアップスキリング戦略を構築または改善することを考えています。おそらく貴社もスキルギャップに対処するための計画を持っているかと思います。


今あなたがどこに立っていようとも、私たちはあなたを支援するためにここにいます。そのため、私たちDegreedはUpskilling Strategy Auditという診断ツールを作成しました。これは、何が機能しているかを確認し、最大の課題をアセスメントし、解決策を見つけることを支援することを目的としています。そして、私たちDegreedは多くのことを学び、あなたが成功するのを助けるためにコンテンツとツールをパーソナライズしたパスウェイを作成しました。まだ診断していない場合はツールを試すことができます。


これまでの診断の結果は、大小の企業で足りていないモノ、機能しているモノ、求められているモノへの手がかりを提供しています。そこで、この3部構成の新しいブログシリーズをリリースしました。L&Dの状況を理解して、参加を増やし、洞察を最大化し、人に学習機会を実際に提供できるようにするためです。このPart2では、スキル分析とデータを使用することで、従業員に対する重要な洞察と可視性を提供し、組織のスキルギャップに対処するのにどのように役立つかに焦点を当てましょう。



なぜスキルのデータと分析が必要?


スキルのデータと分析によって提供される洞察がなければ、企業は成長に必要なスキルについて賢明な決定を下すことができません。企業内に持っているスキル、存在するスキルのギャップ、そして従業員が学ぶ必要のあるスキルについての可視性が低くなっています。

スキルデータは、組織の弱点を明らかにし、組織の改善に役立つ戦術を示すのに役立ちます。スキルデータを使い、将来必要となるスキルを特定および能力開発し、成長の機会を見つけ、強みとリスクを特定できます。


スキルデータを使い始めるには、個人、チーム、組織の目標をまず検討してください。何が重要なのでしょうか?これらの目標を特定したら、組織や従業員にとって重要な成功指標の探索とトラッキングを開始できます。



明日を見据えて


現在ラーニング部門は、従業員のアジリティ(俊敏性)、イノベーティブ(革新性)、インクルージョン(包括性)を高めながら、スキルギャップを埋めることを期待されています。そしてビジネスリーダーの半分(Gartner社によると53%)は、スキルの可視性の欠如が、労働力のトランスフォーメーションへの一番の障壁であると言います。Degreedの診断ツールへの回答者はこのことに関連した回答をしており、56%が、従業員のスキルとスキルのギャップに対する可視性と正確性の欠如を最も差し迫った課題として回答しています。


他の回答者の最も差し迫った問題には、キャリアパスを示すシステムの欠如(30%)と断片化された学習システム(14.5%)の解消が含まれていました。では、どのようにして洞察を得て、1つの場所で機会を特定することができるのでしょうか?Degreedのようなスマートシステムでスキル分析をトラッキングし、活用し、理解することによって可能になります。


Gartnerによると、2023年までに、大規模企業の40%が学習分析テクノロジーを導入する予定だといいます。スキルとスキル分析の全体像を理解することは、ビジネスリーダーやラーニング部門のリーダー以上に重要です。私たちDegreedの調査レポートState of Skillsでは、労働者の3分の1以上(38%)が、パンデミック前よりも自分の仕事を効果的に行うスキルを持っているという自信がなくなったと述べています。そして、ほぼ半数(46%)が、現在の持っているスキルが今後3〜5年で通用しなくなると予測しています。 


人々の懸念を和らげ、会社の成功の可能性を高めるために何ができるでしょうか?それは社内のスキルギャップに正面から取り組むことです。組織内の既存のスキル全体を確認し、適切なリソースに投資して人材を育成し、継続的な学習と育成の文化を構築して、長期的な成長と成功を確実にしましょう。



明日のために解決する


社内のスキルの需要と供給を理解することは、アップスキリングとリスキリングの戦略にとって重要です。国、ビジネス、役割において、どのスキルの価値が高まっているか、または低下しているかを知ることは役に立ちます。


それでも、診断ツールの回答者の46%はまだスキルデータを収集しておらず、30%はExcelのような手動の社内システムを使用し、22%は複数のツールを使用しています。他の回答者は、HCMシステムを使用しているか、履歴書データを調べていますが、これは完全に正確ではなく、実際のスキルを測定することもできません。回答者の19%だけが、スキルインベントリとパフォーマンスを直感的に理解するためにスマートシステムを使用しています。


スキルデータへの取り組みをどこから始めればよいのか、そしてそのすべての力をどのように活用するのかを知ることは、最初は難しいかもしれません。スキルデータを分析し、それを企業組織および個人の目標に適用する方法は無数にあるからです。新しいアイデアや戦略を獲得する簡単な方法は、同じ道を先行して進んでいる企業に目を向けることです。


Degreedを導入したクライアントFICOは、対象を絞ったイニシアチブと個別学習計画を作成するためのツールとしてスキルデータを使用しています。銀行、保険会社、通信会社、小売業者などに分析ソフトウェアソリューションを提供する信用格付け会社としてのFICO社の戦略的優先事項と一致しています。


従来の学習データは、多くの場合、コースの完了情報と学習時間を注視しているため、ビジネスの成果に直接結び付けることは困難でした。『スキルデータについては同じことは言えません。ビジネス戦略の中核には、トレーニング要件ではなく、成功結果を達成するためのスキルとタレントの要件があるためです。そして、スキルは測定可能です。貴社はスケーリングすることができます。またコンテキストをラップすることができます。初心者から中級者、専門家までのアップスキリングの旅をトラッキングすることができ、学習はその旅の中でのアクティビティになります。』と、FICO社デジタルラーニングシニアディレクターであるChrissy Chamberlain氏はDegreed LENS Liteで述べています。


つまり、スキルはトラッキング可能で、測定可能で、スケーラブルです。また、Degreedのようなスマートシステムを使ってスキルの需要と供給をトラッキングすると、次のことが可能になります。

  • 従業員が持っているスキルと必要なスキルを理解することにより、タレント戦略に効率的に投資できます

  • タレントシステムとラーニングシステムとの統合を通じてデータを標準化できます

  • スキルデータを自動的に最新の状態に保つことができます


スキル分析は、新しいL&Dの潮流になります。組織のスキルギャップを埋めながら、最も重要なビジネスニーズを満たすための従業員の取り組みに優先順位を付けることができます。また、チームが新しい機会をつかむために迅速に適応すると、競合他社をしのぐ可能性が高くなります。要約すると、現在および未来のスキルを構築しようとする企業は、スキル分析の力を理解するシステムを優先して投資しています。



より詳細を知りたい場合は?


L&D戦略の成功を支援するために何ができるかについての洞察を得るために、Upskilling Strategy Auditをお試しください。そして、私たちDegreedの最新のレポート2021年度版How the Workforce Learns日本語版をご覧いただき、貴社組織でポジティブな学習文化を形成するための15のアクションを参考にしてください。

 

By Christiana Torres, Content Coordinator

December 22, 2021

 
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