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パフォーマンス分析で実施すべきこと

更新日:2023年11月22日


次のような状況に遭遇したことはありますか?職場にパフォーマンスに影響する問題があり、経営陣やマネージャーが「すぐにトレーニングが必要だ!」と言っているような状況です。


パフォーマンスの問題に対する大方の反応は、トレーニングが問題を解決できると考えることがほとんどですが、問題の原因が知識とスキルの不足が原因である場合にのみ、トレーニングはパフォーマンス問題を解決できます。多くの場合、パフォーマンスの問題は、知識とスキルの不足によって引き起こされるのではなく、以下の多くの要因の不足によって生じています。


  • モチベーション

  • キャパシティ

  • テクノロジー

  • フィードバック

  • 標準手順


そして、問題が知識とスキルの不足に加えて他の要因によって生じている場合、トレーニングは問題を解決しないのでトレーニングしても時間とリソースの無駄です。


それでは、誰が問題を分析し、どのパフォーマンス要因が問題に関連しているかを特定できるのでしょうか?それがパフォーマンスコンサルタントの仕事であり、ビジネス上の問題を分析して、問題を引き起こしているパフォーマンス要因を特定します。


パフォーマンスコンサルタントは、問題の根本原因に取り組むための戦略を策定します。パフォーマンスコンサルタントは、トレーニングが解決策であるという先入観を捨てることが重要です。すべての解決策に対して公平であるべきです。コンサルタントが推奨する解決策は、問題の本当の原因によって異なります。


これは、インストラクショナルデザイナーであるあなたとどのように関係するのでしょうか?パフォーマンスコンサルティングとインストラクショナルデザインの間には多くの共通点があります。実際、パフォーマンスコンサルティングはインストラクショナルデザイン分野から発展してきました。インストラクショナルデザインとしての作業価値を証明するには、設計するトレーニングプログラムが実際のパフォーマンスの問題を解決していることを明確にする必要があります。


これを実現する方法がパフォーマンス分析です。そのため、トレーニングプロジェクトに適用できるパフォーマンス分析の注意事項をいくつか紹介します。



トレーニングが常に解決策であると想定しない


前述のように、職場でのパフォーマンスの問題は、標準手順書の欠如から能力の欠如まで、多くの要因によって生じている可能性があり、多くの場合、同じ状況で複数要因が存在します。したがって、トレーニングが問題の解決策であると想定しないことが重要です。


新しい取り組みやトレーニングのリクエストを聞いたとき、最初に行うべきことは、配信方法やトレーニングスケジュールを考えるのではなく、トレーニングが解決すべき根本的な問題を特定することです。根本的な問題を特定する好奇心旺盛なアプローチがニーズ分析です!



徹底的なニーズ分析を行う


ニーズ分析は、インストラクショナルデザイナーの仕事の重要な部分です。ニーズ分析とは、現在のパフォーマンスと期待されるパフォーマンスを調べて、ギャップがあるかどうか、もしギャップがあればギャップの原因を特定するための体系的なアプローチです。ニーズ分析を行い、知識とスキルの不足が問題の原因であることを特定できてから、トレーニングの設計を開始する必要があります。


ニーズ分析についてもっと知りたいですか?これらの過去の記事をチェックしてください。




質問することを恐れない


パフォーマンス分析の最も重要な1つは、問題の背後にある「理由」を明白にすることです。あなたがそれらを質問していくことによってのみ、必要な答えを得ることができますので、たくさん質問をすることを恐れないでください。質問をしない場合、パフォーマンス分析を正しく行えていない可能性があります。


あなた自身を愚かだと感じるとか、質問に対する答えを既に知っているべきだと感じないでください。あなたの仕事の一つはこれらの情報を明らかにすることです。次のような質問をしましょう。


  • 従業員は問題に関係するトレーニングを受けたことがありますか?

  • 職場の標準手順準は従業員向けに文書化され、明確になっていますか?

  • 従業員はタスクを実行する意欲がありますか?

  • 従業員には、職務を遂行するための適切な時間とリソースがありますか?

  • パフォーマンスの改善はどのように測定されますか?

  • ハイパフォーマーとローパフォーマーの違いは何ですか?



KPIと測定基準を使用する


数値と測定基準は、解決した問題の価値を証明する素晴らしい方法です。多くの組織は、主要業績評価指標(KPI)を使用して、様々な分野の成功とパフォーマンスをトラッキング・測定します。また、目標、ベンチマークなどの情報を提供できる、記録、レポート、パフォーマンス評価など、パフォーマンスの問題に関連するデータを参照する必要があります。これらは情報の宝庫であり、傾向やその他の重要な情報を特定できます。



これらは、トレーニングプロジェクトに適用すべきことの一部にすぎません。本当に価値を提供し、組織のパフォーマンスの問題を解決するために役立ちます。



 

株式会社ディーシェは日本におけるArticulate製品の販売代理店です

 

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