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  • 執筆者の写真DISCE

How the Workforce Learns:仕事の流れの中でどのように学ぶか

更新日:2023年11月27日


学習と仕事を密接に統合するには、ラーニングテクノロジーとワークテクノロジーを統合するだけでは不十分です。


学習を仕事の流れに本当の意味で統合することは、学習コンテンツを従業員が仕事をするために使うシステムやツール(Microsoft Office、Slack、Salesforceなど)にプラグインできるほど簡単ではありません。


確かにどこかから始めなければなりません。しかし、実際に学習を仕事の流れの中に織り込むには、もっと大きく考える必要があります。いまや人々は、Instagramでコースを受講し、TikTokで学習ビデオを見たり、Airbnbでコーチと交流しているためです。



概して、従業員は社内システムを通しての学習と比べると、それとは別にスキル能力開発のために3倍の時間を費やしています。そして、全体像の一部しか見ていなければ、貴社従業員にどのように(またはどこに)投資するかについて正しい決定をすることはできません。



どこかで始める


Slackには毎日1,000万人のアクティブユーザーがいますが、Slackでクラスルーム形式の集合研修やオンラインコースに人々を引き込むのに苦労しています。Microsoft Teamsには1300万のアクティブユーザーがいます。もちろん魚がいる場所で釣りをしたいものです。したがって、職場のツールを使用して学習できるようにすることから始めるのは理にかなっています。


DegreedとHarvard Business Publishing Corporate Learningによる新しい調査によると、実際5人に1人の従業員、そして16%のマネージャーやビジネスリーダーが、メッセージングツールやコラボレーションツール上の学習リソースにアクセスできることが非常に役立つと述べています。



これらの人々のさらに多くはExcelなどのオフィスアプリ(32%)、営業担当であればSalesforceや、IT担当であればJiraなど特殊なツール(22%)を介して学習リソースにアクセスすることが非常に役立つと考えています。ここには確かに可能性があります。しかし、制限もあります。



役に立つ


大きな制限の1つはもちろん時間です。リサーチした典型的な従業員、マネージャー、ビジネスリーダーは、会社が提供するリソースを使って、仕事やキャリアのための知識とスキルを能力開発するために、1日あたりわずか14分しか費やしていません。


アクティブユーザーが毎日Slackに費やす90分というのは非常に魅力的です。しかし、この90分間の一部を使って学習させようとする場合は、困難への戦いの準備をしてください。人々はSlackなどを主にコミュニケーションとコラボレーションに使い、学習するために使おうと思っていないからです。


プロダクトデザイナーは、この考えを「やるべき仕事」と呼んでいます。これは、人々が特定のツールを使って、特定の目的を達成するという考えです。Slackの場合の「やるべき仕事」はメッセージングとファイルの共有です。一般なユーザーは、Slack上で1週間に200通のメッセージを送信します。


計算してみましょう。週に200通のメッセージということは、月曜日から金曜日まで1日40通になります。週末を含める場合は29通です。Slackユーザーが1日90分間だけ「アクティブ」と考えると、2〜3分ごとにSlackでメッセージを送信しなければならないことを意味します。


Slack(またはTeamsやFacebook Workplace)上での学習には、考えているほどの余裕はありません。Degreedでの調査の72%の人が、一気に30分以上学ぶことができないと言ったのは当然のことです。


同じことがSalesforceにも当てはまります。営業担当者は、1日の42%をCRMシステムのタスクに費やしています。しかし、潜在顧客への優先順位付け、顧客情報の記録、連絡先の検索など、これらのタスクのほとんどは、学習ではなく生産性を上げるものです。


実際、人々はある業務を遂行するために仕事用アプリを使用しています。また、電話テレビWebページモバイルアプリチャットボットMicrosoft Officeのいずれであっても、そのツールでやろうとしていることの途中で中断することは容易ではありません。したがって、学習をそれらツールに組み込む時は、その学習が本当に役立つものにする必要があります。



どこででも


社内システム内での学習がどれほど有用であっても、それは社内システムに限定されます。しかし従業員は、職場労働時間出社日、テクノロジーに限定されません。


ワークフローラーニングについての誇大宣伝において人々が忘れがちなのは、学習と同様に多くの仕事が実生活で行われることです。つまり、切り離された体験ではなく、同僚、マネージャー、サプライヤー、顧客などの他の人々とのやり取りを通じた体験だということです。


Degreedの調査から、従業員、マネージャー、リーダーは、会社が提供するリソースに費やす平均時間42分に比べて、個々人がスキルを能力開発するために3倍の時間を費やしています。そして、その時間のほとんどは、従来のL&Dソリューションからもたらされるリソースに費やされていません。



2018年では集合研修(43%)やオンラインコース(52%)を受講したのは半分だけで、そのうちの3分の2は3〜4回しか受講していません。しかし、記事(86%)、本(79%)、ビデオ(63%)、検索(63%)、ウェビナー(59%)、またはポッドキャスト(47%)を少なくとも週に1回活用しています。


同時に、36%の人が少なくとも月に1回はマネージャーやメンターからコーチングを受け、52%はチームや同僚からのフィードバックを通じて成長しています。言い換えれば、人々がスキルを伸ばす方法のほとんどは、実生活でもインターネット上でも、どこでも起こります。



貢献して学習する


Instagramコース、TikTokビデオ、Airbnbコーチに話を戻しましょう。それらはほんの始まりに過ぎません。メールアプリでハーバードコースを受講したり、AlexaやGoogle Glassに指示を求めたり、AIを利用したOttoというボットの指導を受けることもできます。


またミレニアル世代においては、Snapchatでストーリーテリングの指導を受けたり、YouTubeプレイリストで学習ビデオを作成する方法を学んだり、Webflowという会社のブログでscrollytelling(データ視覚化の新しいスキル)と呼ばれるもののチュートリアルを受講したりしています。


しかし、できないことがあります。人々の学びのすべてを管理することはできません。すべてをOffice、Slack、Salesforceに詰め込むことはできません。また、Instagram、TikTok、Airbnb、Gmail、Alexa、実際の生活での学びをトラッキングできません。


では、仕事の流れを超えたすべての学びにおいて何ができるでしょうか。あなたは人々にさらなる選択肢を探求するように勧めることができます。あなたは人々を関連するリソースに導くことができます。また、どこで仕事をしていても、クラウドソーシングして有用な学習リソースを共有できるようにすることができます。あなたは人々が貢献するだけでなく学習するのを助けることができます。


おそらくそれが、Degreedがリサーチした人々の3分の2(64%)が、ブラウザーを介して学習リソースにアクセスすることが「非常に役立つ」と言った理由です。言い換えるとブラウザーは、人々が仕事をする(読む、見る、聞く、コミュニケーションなどを含めて)ほとんどすべての状況で使用できるツールです。


もちろんSlack、Teams、Workplaceも忘れないでください。仕事中や人々の間で起こっている指導、共有、議論、反省、フィードバックの多くは、仕事の流れの中で起こっています。あなたはそれらを有効にすることができます。しかし管理することはできません。


この調査の詳細、もしくはDegreedが仕事の流れの中で学習できるようにする方法については、お問い合わせいただくか、ここからレポートをダウンロードしてください。


 

By Todd Tauber, VP Product Marketing

October 22, 2019

 
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