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新しい常識へのナビゲート:Degreedクライアントからのアドバイス Conduent社編

更新日:2022年3月14日


Degreedのような一部の企業では、リモートワーキングが企業文化そのものになっています。自室の快適さとオンラインを介しての対面の親しみを知らない、リモートワーキングを経験したことのない人にとって、リモートワーキングはまったく新しい体験です。私たちは前例のない状況にいます。気晴らしが至る所に潜んでいる時に、どうやって集中力を維持できるのでしょうか?優先順位がものすごいスピードで変化している状況で、どのように対応してけるのでしょうか?コロナウイルスによりリモートワーキングしかできないような状況で、どうすれば「通常どおりのビジネス」ができるのでしょうか?

様々な業種の顧客にインタビューを行い、どのように新しく入社するリモート従業員をサポートしたり、バーチャルラーニングプログラムを作成したり、不確実な時代に生産性を維持しているかの方法を聞いてきました。これは間違いなく私たち全員にとって新しい領域ですが、ベストプラクティス、洞察、実際の話を共有することで、私たち全員が一緒に成長し、学び、繁栄し続けることができることを願っています。

今週は、世界最大のビジネスプロセスサービス企業の1つであるConduent社のグローバルL&D責任者のGovind Srinivasan氏にオンラインでインタビューしました。当初はゼロックスのビジネスサービス部門の一部であったConduent社は、2017年に独立企業として設立され、現在はアメリカとヨーロッパのクライアントにサービスを提供しています。


Degreed:自己紹介をお願いできますか?

Govind氏:Govind Srinivasanといいます。私はインドのバンガロールで世界中のConduent社でラーニング&デベロップメント担当として働いております。私たちの従業員は約68,000人で、ヘルスケア、物流、政府、銀行、金融、テクノロジー、その他多くのセクター向けにサービスを展開しています。


Degreed:コロナウイルスのパンデミックによってConduent社のビジネスはどのような影響を受けているのでしょうか?

Govind氏:Conduent社への最初の影響は、ビジネス継続性です。誰もがコロナウイルスがこのような長期間にわたって影響を及ぼすとは思ってもみませんでした。Conduent社は、通常「オフィスで働く」従業員を想定していましたので、私たちは十分な準備ができていませんでした。それこそがConduent社が最も苦労した部分です。

従業員は世界中にあるオフィスで働くことが前提の契約ですが、突然私たちはそれができない状況になりました。また、多くの企業に直面する、従業員の安全についても考慮しなければなりません。しかしビジネスの継続性が最も大きな打撃となっています。経営層と従業員は、数週間の間に非常に大きな仕事をして、私たちが稼働していることを確認できました。

今、始まっているチャレンジは、多くのクライアントと一緒に、新たなビジネスチャンスをものにすることです。


Degreed:L&Dチームはどうですか?あなたの仕事は今回どのような影響を受けましたか?

Govind氏:学習の面では、DegreedやSkillsoftなどを介してオンラインで多くの学習を行っているので問題ありません。私たちは、このオンライン学習の旅をずっと前から取り組んでいました。私たちは能動的な自主学習の文化を持っています。私たちの組織の約70〜80%は、すでにこれらのプラットフォームを効果的に使用しています。現在の状況に合わせて従業員が学ぶ重要なものは何かの調査を除けば、L&Dチームはそれほど大きな変化はありません。

L&Dチームメンバーは全員、問題なく自宅でリモートワークできています。最初から問題ありませんでした。コロナウイルスの情報を得てすぐに、自宅で仕事をするようチームに伝えました。DegreedやSkillsoftなどのツールをすでに使っているので、すぐに学習コンテンツの作成に取り掛かることができ、関連コンテンツを従業員に展開し始めました。健康と安全、リモートワーク、ビジネス継続性、危機を乗り越え、精神的なバランスを維持することなど、関連するすべてのコンテンツです。かなり良い仕事をすることができました。



Degreed:ウイルスについて従業員への教育を支援し、リモートワークへの順応を支援するとおっしゃいましたが、もう少し詳しく教えてください。

Govind氏:まず「COVID-19のナビゲート」というラーニングプランをDegreed上に作成しました。そのプランには、7~8のパスウェイがあります。最初に取り組んだのは、健康と安全についてでした。私たちが調達したコンテンツの多くは、WHOや他の医療機関からのものでした。DegreedとSkillsoftからも支援を受けました。Degreedはこれらのパスウェイを作成していましたので、一部を私たちのパスウェイに使用しました。

次に、非常に重要だと思ったもう1つのトピックは、リモートワークについてです。組織のほぼ半分の従業員がリモートワークに移行しましたが、多くの従業員にとってリモートワークはかなり新しい体験です。従業員がリモートワークできるようにするにはどうすればよいのか、学習者用とマネージャー用の2つのパスウェイを作成しました。学習者用はリモートワークのベストプラクティスを提供したいと考えました。そしてマネージャー用は、マネージャーがチームメンバーにいかに協力できるかを提供したいと思い、取り組みました。

「ビジネス継続性」という別のパスウェイも作成しました。私たちは、シニアリーダーの助けを借りて、家族の安全と仕事上の安全を守るためにビジネスを続けることがいかに重要であるかを従業員に伝えるために、ラーニングカフェを運営しました。また、マネージャーがメンバーといかに共感できるか、そしてメンタルヘルスのバランスをどのように保つことができるかについてのパスウェイも作成しました。

先週すでに多くのパスウェイを更新し、多くの従業員がこれらの情報リソースを使用して、最新情報を得て、安全を確保し、生産性を高めることができました。


Degreed:あなたのチームが現在「これは使える」と感じているツールやテクノロジーはありますか?

Govind氏:企業組織内で使用する典型的なコラボレーションツールはMicrosoft Teamsです。コラボレーションツールはますます重要になっていると思います。以前はeコマースとオンライン注文は「便利」でした。今は「必須要件」です。これは、Microsoft Teamsなどのツールでも同じです。もはや「便利」ではなく、「必須」です

現在、従業員に関連するトピックのライブウェビナーを行うラーニングカフェでは、ライブイベントを利用してTeamsを使用しています。もちろん、学習に関しては、DegreedとSkillsoftも使用しています。


Degreed:あなたや貴社組織が学んだ、他社に役立つと思われる共有できる教訓はありますか?それと今後数か月でどのような変化が予想されますか?

Govind氏:企業組織で、コロナウイルスのような事態に備える準備ができているケースは決して多くはないと思います。したがって、繰り返し検証され、常に準備が整った状態にある確固たるビジネス継続性計画が、企業には必要です。運用のアジリティ/俊敏性とフレキシビリティ/柔軟性は、迅速に対応するためのカギです。株主、顧客、従業員を含むすべてのステークホルダーを参加させることが重要です。同様に、すべての伝達チャネルを通じて、特に経営層による広範で深いコミュニケーションも非常に重要です。

また、イノベーティブであることによる新しいビジネスチャンスを探し続ける必要もあります。今現在、正確に何が起こっているのか、これから何が起こるのかを言うのはとても難しいことです。大多数の従業員によるリモートワークは、新しい常識になるのでしょうか?それにより生産性は影響を受けるのでしょうか?それは、コロナウイルスの状況がどれだけ長く続くのか、そして収束後の再発性に大きく依存すると思います。



 

By Nick Welna, Writer April 16, 2020

 

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