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コンテンツからLMSに送るステータス

更新日:2023年11月22日


Articulate製品でコンテンツを作成し、LMSから配信するためにSCORM形式でパブリッシュする時、送信ステータスの組み合わせを検討する必要があります。検討する際に参考となる情報をご紹介いたします。


SCORMステータスの組み合わせ


Articulate製品で、SCORMとして設定できるステータスは下記の4つの組み合わせとなります。

/(スラッシュ)の左側のPassedやCompletedは、コンテンツ完了基準達成時に送るステータスになります。また右側のIncompleteやFailedはコンテンツ完了基準未達成時に送るステータスになります。



コンテンツ完了基準


Articulate製品の場合、コンテンツ完了基準は下記の設定が選択可能です。

  • Track using number of slides viewed 閲覧スライド数に応じて完了基準を設定する方法です。 例えばコンテンツ内にスライドが4枚あり、学習者が4枚閲覧したら、完了基準達成ということになります。学習部分しかない(テストが存在しない)コンテンツの場合に利用するケースが多いです。

  • Track using quiz result コンテンツにテストがあり、そのテストの合否結果を完了基準とする方法です。

  • Track using complete course trigger (Storyline360のみ) Trigger設定により意図的に完了基準を達成させ、その完了情報を利用する方法です。 下記の例では2枚目のスライド上にボタンを配置し、ボタンをクリックするとコンテンツ完了基準を達成するというTriggerを設定しています。 この機能はStoryline360でのみ利用可能です。Studio360はTrigger機能がないため設定できません。



スタータス送信後の挙動


一般的なLMSではコンテンツから各ステータスを受け取った際、次の挙動となります。


  • Passed(合格) 合格ステータスを受け取り、コンテンツは受講完了となります。 (コンテンツを起動するためには新たな受講登録が必要となります)

  • Completed(完了) 完了ステータスを受け取り、コンテンツは受講完了となります。 (コンテンツを起動するためには新たな受講登録が必要となります)

  • Failed(不合格) 合格ステータスを受け取り、コンテンツは受講完了となります。 (コンテンツを起動するためには新たな受講登録が必要となります)

  • Incomplete(未完了) 未完了ステータスを受け取り、コンテンツは受講途中となります。 (コンテンツは受講途中のため、新たな受講登録は必要ありません)


例えば、社内の認定試験のような一発試験コンテンツなどの場合は、ステータスの組み合わせをPassed/Failedにすることが多いです。合格しても不合格してもコンテンツを再受講するためには新たな受講登録が必要だからです。


逆に中断・再開したいコンテンツ(多くの受講時間が必要なコンテンツ)の場合は、ステータスの組み合わせをPassed/IncompleteもしくはComplete/Incompleteというように、少なくとも完了基準未達成時のステータスをIncompleteにする必要があります。



TIPS:中断・再開時の挙動は、別途プレイヤー設定で任意の設定にすることができます。



 

株式会社ディーシェは日本におけるArticulate製品の販売代理店です

 
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