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新しい常識へのナビゲート:Degreedクライアントからのアドバイス Cargill社編

最終更新: 6月24日

原文「Navigating the New Normal: Advice from Degreed Clients | Cargill

Degreedのような一部の企業では、リモートワーキングが企業文化そのものになっています。自室の快適さとオンラインを介しての対面の親しみを知らない、リモートワーキングを経験したことのない人にとって、リモートワーキングはまったく新しい体験です。私たちは前例のない状況にいます。気晴らしが至る所に潜んでいる時に、どうやって集中力を維持できるのでしょうか?優先順位がものすごいスピードで変化している状況で、どのように対応してけるのでしょうか?コロナウイルスによりリモートワーキングしかできないような状況で、どうすれば「通常どおりのビジネス」ができるのでしょうか?

様々な業種の顧客にインタビューを行い、どのように新しく入社するリモート従業員をサポートしたり、バーチャルラーニングプログラムを作成したり、不確実な時代に生産性を維持しているかの方法を聞いてきました。これは間違いなく私たち全員にとって新しい領域ですが、ベストプラクティス、洞察、実際の話を共有することで、私たち全員が一緒に成長し、学び、繁栄し続けることができることを願っています。

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Degreed社は最近、Cargill社のJulie Dervin氏と話をしました。Cargill社はグローバル企業で、ミネアポリスを本拠地としており、70か国に約160,000人の従業員がいます。彼らのミッションは、食品、農業などの世界をまとめ、供給リスクを管理することです。


Degreed:簡単に自己紹介してもらえますか?

Julie氏:私はJulie Dervinといいます。Cargill社のグローバルラーニング責任者です。私たちの目的は、安全で責任ある持続可能な方法で世界に食品を供給することです。弊社は、125か国以上の食品、農業、金融などの各業種のお客様にとって信頼できるパートナーとしての役割を果たしています。


Degreed:コロナウイルスのによる最近の情勢は、Cargill社の従業員にどのように影響していますか?

Julie氏:最優先事項は、従業員の健康と安全を守ることです。私たちは、各地域をモニタリングするチームを設置し、その地域の政府が従業員に要求することと、従業員の安全のために会社として何をする必要があるかの調整を行っています。この調整により、世界的な食料供給の混乱がないようにできる限り可能なことを行い、生活に必須な食料を世界に供給するというミッションを果たしています。

弊社組織への影響は、地域や従業員が関わっている職種によって異なります。一部の従業員はリモートワークできますが、工場や生産施設での作業など、リモートワークできない従業員もいます。このような状況だからこそ、Cargill社のバリュー/価値観が、私たちをまとめ導くのです。「従業員第一に。正しいことを実行する。そして、より高みを目指す。」私たちが受け取っている会社のバリューメッセージは世界中の各職種に共通するものですし、従業員の安全と健康を守る対策のプライオリティが高くなっている状況ではありますが私たちの業務がストップすることを意味するものではありません。Cargill社は、家畜や人々への食材、飼料、食品を提供することで、世界に不可欠なサービスを提供しています。


Degreed:ラーニング&デベロップメントチームについてはどうですか?チームはどのようにこの状況に対応していますか?

Julie氏:私たちには世界中にラーニング&デベロップメントチームのメンバーがいます。私たちは、従業員が住んでいる各地域の環境で何が起こっているのかをしっかりと把握しています。私たちはどのように支援できるかについて、非常に敏感になっており、献身的です。そして私たちは共感しています。なぜなら世界の様々な地域で苦労しているからです。私たちは、チームメンバーとして皆を理解し、支援する必要があります。

他の企業と同じように、今までとは異なった働き方への移行には、おそらく1週間ほどかかりました。誰もが対応しようとしています。やらなければならない仕事を遂行するためのスペースを自宅にどのように作るのか?そしてどのように家族も守るのか?状況は日毎に変化しており、現在の生活のあらゆる面で素早く対応していく必要があります。

しかし、これらの挑戦を乗り越えて、リモートワーキングへの移行をナビゲートするのに役立つ様々なコンテンツとリソースを使って、組織・従業員・リーダーをサポートする役割を果たすことができるので、チームとして非常にやりがいがあります。


Degreed:『役割を果たしている』とはどういうことですか?

Julie氏:まず、従業員が必要とする様々な種類のコンテンツ(SkypeやMicrosoft Teamsなどの様々なツールの使用方法、マネジメントやリーダーシップをサポートするリモートワークする上でチームに必要なコンテンツ)を理解するために小さなチームを編成しました。膨大な範囲のコンテンツが求められており、弊社のデジタルラーニング環境により、私たちのチームはこれらのリソースを非常にすばやく集めることができました。

1〜2日で最もクリティカルなトピックを準備することができました。そして、コンテンツのキュレーション、様々なパスウェイの作成、Degreed内のサイトの設定を開始しました。当社の危機管理チームとコミュニケーションチームは、これらのリソースを活用して、世界中の従業員に伝達できます。現在、弊社CEOと役員からのメッセージが、それらのコミュニケーションコンテンツに埋め込まれており、従業員は見ることができます。

2つ目は、L&Dチームが世界中の人事担当者と連携して、リソースの準備が整った時にすぐに展開できる調整されたアプローチを確認しました。各地域での様々なニーズに対応するために、Degreedにはユーザーが必要に応じて自分の地域にあったコンテンツをキュレーションできる仕組みがあります。私たちのチームは、その方法を共有して、ツールとリソースを提供することで、関連コンテンツをキュレーションできる広範なネットワークを構築し、このリモートワーキング中に世界中の従業員とリーダーを支援しています。

3つ目は、普段通りにビジネスを継続することをサポートするです。エグゼクティブチームからの重要なメッセージは、「我々は今までとは異なる働き方を強いられていますが、業務は止められません」です。優先順位を付ける必要がありますが、進めなければならないクリティカルな優先順位の仕事もあります。私たちは、デジタルラーニングの変革をサポートする重要なプロジェクトの真っ只中にいます。今回の状況下において、ポジティブな点としては、3月末に大きなマイルストーンを達成できたことです。それは、どんな学習ニーズであろうともに一つのアクセスポイントから弊社のラーニングエコシステム内のテクノロジー間を自動的にナビゲートする機能を従業員に提供することで、結果的に一週間早く実施することができました。

コロナウイルスに関する重要な伝達コミュニケーションのためのチャネルを維持しておきたかったので、大きくて派手な伝達コミュニケーションやキャンペーンを行うことができませんでした。しかし、コロナウイルスに関するチャネル内にラーニングリソースを統合することにより、この新しいラーニングリソースを自然と従業員に知らせることができました。当初の予定とは異なりましたが、これが私たちのチームがこれまで約半年間取り組んできた大きなプロジェクトでした。


Degreed:現在、組織で役立っているツールやテクノロジーはありますか?

Julie氏:コミュニケーションとコラボレーションのツールでしょうか。私たちはYammerやSharePointなどの社内コミュニケーションツールを使用しています。多くの注目を集め始めているツールの1つがMicrosoft Teamsです。

Cargill社内の限られた人達で新しいツールを試験運用していましたが、コロナウイルスの状況に対応するために、電話ツール、コラボレーションツール、Web会議ツールの一部を会社全体で使えるように開放しました。そのため、これらの新しいツールを使えるように従業員をトレーニングし、すぐに展開できるよう素早い対応が必要でした。

それもまた注目すべき点でした。私たちのグローバルIT部門は、MS Teams上で従業員をトレーニングするライブWeb会議を推進していました。私たちはIT部門に連絡を取り、『短いビデオシリーズとして録画するのはどうだろう?私たちと連携して、従業員のためのMicrosoft Teamsの使用方法に関するコンテンツを作成しましょうよ。』と投げかけました。何百人もログインが必要な大規模なWeb会議体でネットワークに負荷をかける代わりに、ビデオ録画を行いました。そうすることで本当にビジネスクリティカルなWeb会議を優先することができました。


Degreed:ブログをご覧の皆さんに共有したい、役立つ教訓はありますか?

Julie氏:私たちは幸運だったと思います。本当に運がよかったです。数年前に一連のデジタルラーニングの変革を開始していたので、会社組織を支援するツールとリソースがありました。数年前にこの変革を始めていなければ、今日のようなデジタルな環境はありませんでした。現在私たちが直面しているこのコロナウイルスによる厳しい状況は、私たちのデジタルラーニング戦略と企業としての能力を実際にテストしました。この方向に進むために過去数年にわたって私たちが下した決定に感謝し、会社組織の学習ニーズをサポートし続けることができました。

もう1つ強調したいことは、仕事を継続する必要があることだけでなく、企業文化を育て続ける方法、人とのつながりを維持する方法、バーチャルな空間でのコミュニケーションの仕方について、今までとは異なる考え方をする必要があるということです。私たちは人とのつながりが大切ですが、リモートワークしている時は誰もがより孤立しており、今までとは異なっています。今までとは異なる方法を促進させ、その促進がいかに重要であるかに注意を払う必要があります。


Degreed:Cargill社は次に何を考え始めているのでしょうか?

Julie氏:私たちはスキルベースの企業組織へ移行しようとしています。Cargill社の場合、優先度に応じたビジネスケースを把握する必要があります。それはリスキルとスキルアップに関するビジネスケースで、特にテクノロジーの発展によって業務に影響がある場合です。またオープンタレントマーケット関連のビジネスケースも考慮しています。従業員が現在持っているスキルの透明性と可視性を高め、組織全体の能力を最大化するにはどうすればよいのか?です。

Cargill社の場合、そのビジネスケースとは何であり、ビジネスケースをどのように優先順位付けするかを理解する必要があります。会社は最初にどこに注力する必要があるのか?それは単なるラーニングとデベロップメントの領域を超えています。人材の獲得、会社の優位性、パフォーマンスマネジメント、給与査定や福利厚生などのHR分野全体でどのように調整できるのでしょうか?優先順位に沿って全てが揃い、スキルベース組織への移行へ各戦略を設計できていることをどのように確認するのでしょうか?それらを行っていくことが次の段階です。


By Nick Welna, Writer April 8, 2020


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