福利厚生への登録、休暇の申請、パフォーマンスレビューなどの一部のタスクは、年に1〜2回しか発生しません。
ほとんどの場合、これらのアクティビティは、プロセスを標準化および自動化するために、従業員向けではなく管理者向けに構築されたプラットフォームで行われています。
キャリアの成長において重要な機会は、他のプラットフォームでスキルを構築していたり、またはプラットフォーム自体をまったく使用していなかったり、年に1~2回しか使わないプラットフォームに埋もれていることがよくあります。
『今日のビジネスは、新しいテクノロジーやビジネス進歩に遅れないようにする必要があります。そうしないと、率先して実行する競合他社に追い抜かれます。新しい状況を改善し、適応することです。新しいことを学ぶことができる従業員こそが、陳腐化を回避する術です。』と、Digital Marketing Instituteは述べています。
従業員の成長を支援し、企業組織に真のビジネス価値を生み出すために、キャリアモビリティから障壁を取り除く時が来ました。テクノロジーを使って、従業員を継続的にエンゲージさせ、ラーニングエコシステム全体でソリューションを統合し、混乱の中でも企業成長するための豊富なスキルデータを収集し、データに基づいたタレント人材の決定を下すための基盤を築く方法を見てみましょう。
ユーザーエクスペリエンス:エンゲージメントのカギ
経営層・ビジネスリーダーの半数以上(53%)が、スキルに対する可視性の欠如が従業員の変革に対する最大の障壁であると述べています。
アップスキリングのためのテクノロジーが導入されていたとしても、そのスキルデータが保証される訳ではありません。従業員のスキルを可視化し、実際にデータを生成するには、ユーザーのエンゲージメント、関与が必要です。従業員をやる気にさせるには従業員の賛同が必要です。そして、成長する新しいオポチュニティを従業員に与えることが、賛同を得るために役立ちます。
『最初の原則であり、おそらく最も重要なのは、エクスペリエンスとエンゲージメントです。キャリアモビリティは、従業員が自発的なエンゲージメントに関わっていることを忘れないでください。コンプライアンスのようなトレーニングのように、従業員に強制することはできません。』と、DegreedのソリューションコンサルティングVPであるDanny Abdoは述べています。
テクノロジーを購入する際、機能だけに焦点を当てないでください。価値こそが従業員に賛同を呼び起こすとAbdo氏は言います。『価値がユーザーを引き付けるものです。そして、従業員が初めてエンゲージすると、エクスペリエンスが可能な限り快適で摩擦のないものになるようにします。そうすることで、従業員は引き続きエンゲージし、価値を受け取り、価値を逆に与えるというサイクルを構築できます。』
従業員が継続的に学習しているDegreedのようなプラットフォームによってキャリアモビリティプログラムが強化されているならば、エンゲージメントは継続的になります。
統合:全面的に
キャリアモビリティプログラムを強化するソリューションが、既存のエコシステム全体に統合されることが重要です。
『ユーザーが体験し、そのエクスペリエンス中に複数ログインする必要がある場合、または1つのプラットフォームにすでにデータを追加しており、同じデータを他のプラットフォームに追加する必要がある場合に発生するフラストレーションについて考えてみてください。』とAbdo氏は語ります。
Abdo氏によると、絶え間ないイノベーションの中でテクノロジーの未来は常に変化が激しいので、企業組織の観点からは、テクノロジーの将来性を保証したいと考えるのは当然です。『テクノロジーとともに進化する能力は、統合して最新の状態を維持するベンダーの能力に本当に依存しています。誰もDVDを作成しなくなったのに、DVDプレーヤーがあるからといって立ち往生したくはありません。』
この視点を通してベンダーをどのように評価するのでしょうか?何よりも、そのベンダーのプラットフォームをほかのソリューションと統合する必要がないと言っているベンダーや、必要なことはすべてソリューションの中にあると言っているベンダーを信じないでください。
オールインワンソリューションは理論的には素晴らしく聞こえるかもしれませんが、エンゲージでき、魅力的で、効果的であることは、めったにありません。
スキルデータ:背景を手に入れる
従業員のエンゲージメントに成功した場合、キャリアモビリティプログラムはおそらくデータの海を泳ぎます。うまくいけば、それは正しいデータとなり、企業組織が重要な決定を下すのに役立つ貴重なスキルデータです。
『すべての通貨が同じではないように、スキルデータも同じではありません』とAbdo氏は言います。
優れたスキルデータは、次のような質問に答えるのに役立ちます。戦略を達成するためのスキルが社内にあるのか?社内にスキルがない場合、それらのスキルを取得するための最良のアプローチは何か?新たに採用する必要があるのか?誰がアップスキリングできたり、誰がそのスキルに移行できたりするのか?
スキルデータには、誰がスキルを持っているかを単に知るだけではありません。貴社はその従業員がどのスキルを開発するために働いているのか知りたいでしょう。その従業員の習熟度を知りたいでしょう。その従業員は初級レベルですか?上級レベルですか?どのようなトレーニングが行われ、業務に役立ちましたか?認定はどうですか?その認定は最近とったものですか?
これらすべての質問に答えるのに役立つテクノロジーを見つけてください。従業員のスキル構築をキャリアオポチュニティに結び付けるDegreedのようなプラットフォームがあるならば、貴重なスキルデータがすぐに利用できるようになります。
『それは本当に、そのデータを使用している人に最高の情報と、データを使用してこれらの重要な決定を下すことができるという自信を与えてくれます。テクノロジーを精査して、これらの情報をキャプチャできることを確認することが重要です。』とAbdo氏は締めくくりました。
もっと詳しく
もっと深く掘り下げたい場合は、Degreedのメールによる新ミニコースである5 Days of Career Mobilityにご参加ください。
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By Tom Schultz, Content Writer
November 18, 2020
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