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従業員主導のラーニング:自由を促進するための4つのアドバイス

更新日:2023年11月27日


職場は急速に変化しています。人材育成のあり方も以前とは大きく変わってきています。従業員はより自立してきています。


従業員のエンゲージメントと定着率を高め、従業員が学習するコンテンツが業務に還元されるようにするための賢い投資は、これまで以上に重要です。最近のある調査によると、人事担当者の67%が2022年にトレーニング予算が増加すると考えています。


人材育成のリーダーは、どのようにすれば良い結果が得られると確信できるでしょうか。L&Dを最大限に活用するためには、従業員主導の学習をさらに強化することが有効です。



従業員主導のラーニング学習とは?


従業員主導のラーニングとは、従業員が自分で選択でき、自分の進歩に責任を持つことができるようにする、自己主導型の能力開発モデルです。これは、従業員が自分自身の興味や野心に集中できるようにすることで実現されます。


教室での集合研修やコースといった従来の学習モデルとは異なり、自己主導型のラーニングは、人々が自分のニーズを評価し、目標を設定し、自分にとって最も役に立つリソースを選択し、自分自身の戦略を策定するよう促します。


つまり、いつ、どのように学習するかという選択肢を社員に与えるということです。



従業員主導のラーニングはより効果的


従業員に主導権を握らせることで、やる気を起こさせ、それを可能にする学習文化を構築することができます。つまり、現在の仕事に熟練した従業員、未来の仕事に備えようとする従業員を支援することができるのです。そのメリットは数多くあります。


  • 従業員主導のラーニングは、あらゆるタイプの学習者に対応します。


一つの解決策ではすべての人に効果があるわけではありません。従来の講義で最も効果的に学べる人もいれば、インフォグラフィックスやビデオのデモンストレーションで学ぶ人もいます。また、記事を読んだり、体験的なアプローチを好む人もいます。


従業員に選択肢と多様なリソースを与え、何をどのように学ぶかを自由に選択できるようにすれば、従業員は自分にとって最も効果的な方法で学習に取り組むことができるのです。選択肢はエンゲージメントを促進します。また、従業員の好奇心を刺激し、さらに重要なこととして、責任感を持たせることができます。


  • 情熱は効果的な学習の原動力となります。


人は、ある内容や教材に感情的なつながりを持つと、それに関する情報をより多く保持できるようになります。神経科学の研究によると、人は自分がすでに知っていることや関心を持っていることと結びつけて考えることで、より情報を記憶することができるそうです。マーケターがストーリーテリングを使って商品やサービスを販売するのは、このためです。


情報に幅広くアクセスできるようになった今、人々はパン作りやデイトレーディングなど、自分が情熱を傾けられるテーマをGoogleやYouTubeで検索し、情報を学ぶことに慣れています。


リーダーシップ、タイムマネジメント、新しいプログラミング言語など、趣味と同じように専門的なテーマを追求する自由度を従業員に与えることは、自由な時間に行う学習と同じように効果的です。


  • 従業員からの支持は、従業員の定着率を高めます。


従業員は、自分の能力開発を重視する企業組織に対して忠誠を誓う傾向があります。実際、学習機会の不足は、人が会社を辞める理由の上位に挙げられています


従業員はトレーニングを求め、そのトレーニングは個人のニーズに合わせて行われることを望んでいます。75%以上の従業員が、個人のキャリア目標に合わせたトレーニングを望んでいると答えています。


学習者に何が重要かを伝えることで、結果的にコストのかかる離職を減らすことができるのです。



自由を促進するための4つのヒント


トレーニング戦略に自律性と選択性を取り入れるのは、難しいように思えるかもしれません。しかし適切なアプローチをとれば、いくつかの重要な方法で支援することができます。


1. 70-20-10モデルを採用する。


実際のコースで行われる学習は10%に過ぎません。残りの学習は、継続的なコーチングやメンタリング(20%)と、現場での経験学習(70%)で行われます。


70-20-10モデルを反映した戦略を立てることが大事です。


マネージャーが直属の部下の目標を理解できるようにしましょう。そうすることで、マネージャーは必要に応じて部下をコーチすることができるようになります。また、アクションプランを作り、従業員が意識的に新しいスキルを業務でどのように活用するかを準備するようにします。


2. 適切なテクノロジーを見つける。


カスタマイズされた学習経路をサポートするダイナミックなラーニングソリューションを求めましょう。優れたラーニングエクスペリエンスプラットフォーム(LXP)は、他のラーニングプラットフォームやそれらのコンテンツすべてを連携統合することができます。また、適切なプラットフォームは、学習の進捗状況をトラッキングし、推奨を行うことができます。


Cisco社の経営陣は、従業員主導のラーニングを強化したいと考えたとき、複数のプラットフォームで従業員の学習をトラッキングできる、Degreedを採択しました。一元化されたプラットフォームへのログインにより、従業員はすべてのオプションを直観的に確認でき、Cisco社はカスタマイズされた学習経路を個別に推奨することができます。適切なプラットフォームにより、従業員は適切なコンテンツにアクセスすることができ、学習への取り組みが向上しました。


3. 既存のコンテンツを利用する。


企業がバーチャル学習プログラムに移行するにつれ、より多くのコンテンツにアクセスできるようになり、柔軟性が高まっています。世の中にすでにあるオンライントレーニング教材を活用することで、コースの内容を充実させることができます。


世にはすでに多くの良質なコンテンツが存在し、L&Dの専門家により開発され、すぐに利用できるようになっています。さまざまなラーニングプラットフォームを連携統合し、関連するテーマを利用できるようにすることで、従業員によりダイナミックな選択肢を提供することができます。


4. 従業員に選択肢を与える。


学習方法は人それぞれなので、さまざまなメディアでコンテンツを提供しましょう。


ATB Financial社は、個人のワークフローや学習パターンに合わせて、関連する学習やリソースを従業員に提供したいと考えていました。ATB Financial社のL&Dチームは、Degreedで、従業員にコースだけでなく、ビデオ、記事、ポッドキャストなどのコンテンツを提供しました。これにより、従業員のエンゲージメントが向上し、アップスキリングの取り組みが軌道に乗りました。



インスピレーションは、一つから得られるものではありません。


適切なLXPは、従業員が学び、記憶し、適用するために必要なリソースを提供します。

もっと詳しく知りたい方はお問い合わせください。

 

By Degreed, October 18, 2022

 
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