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アップスキリングは回復戦略の鍵| Degreedスキルレポート2021

更新日:2023年11月22日


Covid-19のパンデミックが起きる前でさえ、スキル不足による世界的な危機はGDPに換算すると数兆ドルにもなります。


現在、何百万人もの人々が、危機がさらに悪化することを恐れています。つまり、高度なスキルが必要な仕事と、そのポジションにつく熟練した人々との間のギャップが急速に拡大していることです。


この難問を乗り越えることは、私たちの時代の最大のタレント課題の1つです。しかし、人事部門、事業部門、タレント部門、ラーニング部門のリーダーはどこから始めればよいかを分かっている人はほとんどおらず、従業員も同様に不透明な中にいます。


そのためDegreedでは、The 2021 State of Skills Report を作成しました。


同じ視点を持つ世界中の5,200人以上にアンケートし、最近の出来事が従業員のスキルに与えた影響を振り返ってもらい、適応準備を評価するのに役立てるようにました。私たちは、人々がストレスを感じていることを知りました。彼らは自分のスキルに自信がなく、生産性が低下していると感じています。また、今の環境で必要と思われるトレーニングを受けられない場合には、新しい仕事を探そうとしている人もいます。


私たちDegreedチームは、職務、業界、国ごとに結果を整理しました。この結果を参考にして、ビジネスリーダー、マネージャー、従業員は、限られたエネルギーと投資を現在最も必要なスキルの開発に集中させることができます。



パンデミックが始まって何が変わったのか?


データは、大規模な労働力シフトが進行中であることを示しています。


2020年は世界中の労働者が避難し、再配置、一時解雇、解雇されましたが、2021年も続く可能性があります。これにより、人々は現在持つスキルをアップデートし、さらに重要なのは新しいスキルを構築せざるを得なくなることです。実際、経済の不透明性により、60%の労働者の間で新しいスキルを獲得しようとする動きが加速しています。


回答者の3分の1以上(38%)が、パンデミック前よりも、自分の仕事を効果的に行うスキルを持っているという自信がなくなったと感じています。また、ほぼ半数(46%)が、現在持つスキルが今後3〜5年で陳腐化すると予測しています。


多くの企業は、従業員のアップスキリングが景気回復に不可欠であることを認識しています。しかし、パンデミックが続くにつれ、多くのアップスキリング予算が削減されています。従業員のほぼ半数は、パンデミックの間、企業がアップスキリングとリスキリングの機会を減らしたと述べています。



優先すべき適切なスキルを特定する


2021年になった時にどのスキルが重要になるのか疑問に思っている場合は、あなたが誰であるか、どこで働いているか、何をしているかによります。レポート結果は詳細内訳を含んでいますので整理するのに役立つでしょう。

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いくつかの傾向が目立っています。アンケート対象者の中で、テクノロジースキルへの需要が最も高くなっています。しかし、人々はソーシャルスキルや認知的スキルの開発も求めています。そして、業界や職種を深く掘り下げるにつれて、さらに多くのパターンを見つけることができます。


  1. スキルの需要と供給を理解することは重要です。経営層から始まり、あなたが誰であるかに関係なく、国、業界、役割において、各スキルの価値が成長または低下しているかを把握することはきっと役に立ちます。それでも、27%の従業員は、自分のスキルに関する最新のデータが履歴書などのドキュメント内にあると述べています。他の18%の人々は、自分のスキルに関するリアルタイムの情報はどこにも存在しないと述べています。

  2. すべての役割が等しいわけではない。IT部門、マーケティング部門、人事部門の従業員は、アップスキリングとリスキリングに対する最も深刻なプレッシャーを感じています。

  3. 国固有の影響。アップスキリングの機会の欠如は、インド、ブラジル、メキシコなどの新興市場で特に深刻です。これらの国では、時代遅れのスキルの深刻なリスクを感じています。



単なるアップスキリングにとどまらない


このレポートでは、特定スキルについて概説していますが、さらに多くのスキルが危機に瀕していることも明らかにしています。


人々:世界中の労働者の半数以上(55%)が、スキルへの自信が低下するにつれて、ストレスレベルが高まっていると述べています。また、労働者のほぼ半数(46%)が、アップスキリングとリスキリングへの取り組み機会が現在の職場に見られない場合、現在の職場を離れる可能性が高いと述べています。


コミュニティ:ストレスが増え、消費者の需要が減少し、すでに圧迫を受けているコミュニティや地方自治体に新たな圧力が加わります。


ビジネス:スキルの欠如は、生産性とパフォーマンスの低下につながります。回答者の41%は、自分のスキルに自信がないといっており、タスクの完了に時間がかかっていると述べています。そして22%が仕事の品質が低くなっていると述べました。


一部の企業は、従業員のアップスキリングやキャリア移転の促進ではなく、一時解雇を選択しています。しかし、組織が労働力を社内に蓄えることを選択した場合、それは経済回復に不可欠な貴重な時間、知識、お金を節約することにつながります



組織がスキルへの投資を妨げているものは?


限られた予算だけがスキル戦略への投資の障害ではありません。必要なデータがない場合、企業は情報に基づいた意思決定を行うことができません。


従業員のスキルに関する最新のデータは存在する場合でも、報酬や福利などのために年に1〜2回しか使用しない複数の古い設計のHRシステムに分散していることがよくあります。


このデータがなければ、企業は成長に必要なスキルについて賢明な決定を下すことができません。古い設計のHRシステムには、従業員がどのようなスキルを持っているか、どのようなタレントやスキルのギャップが存在するか、または従業員がどのようなスキルを学ぶ必要があるかについての可視性を持っていません。


企業組織の従業員が持つ既存スキルの全体像を理解し、最大のリスクにエネルギーと投資を集中させることで、将来の活路に集中できます。つまり、人材を育成し、会社の成功の確率を高めることができます。



行動する時です


Covid-19の後に生き残り、繁栄するビジネスは以前とは異なります。そのビジネスはしっかりとしたスキル戦略を実施し、現在のスキルを磨き、変化する需要を満たすために新しいスキルを構築した従業員を配置します。


パンデミック後の繁栄は困難です。しかしState of Skillsレポートは、現在および将来の従業員を準備するためのロードマップを提供できます。


State of Skills Report2021の全文をダウンロードし、詳細をご確認ください。


 

By Sarah Danzl, Head Of Global Communications And Client Advocacy

December 2, 2020

 
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