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  • 執筆者の写真DISCE

学習は「Quiet Quitting:静かな退職」に対抗できる

更新日:2023年11月22日


COVID-19の大流行が続く中、新たなムーブメントが起きています。仕事のあり方を見直す中で、「quiet quitting:静かな退職」、別名「acting your wage:給料に応じた労働」というトレンドを受け入れている人たちがいるのです。


このコンセプトは、頑張る精神を捨て去り、自分の仕事内容で要求されることだけをするというものです。彼らは基本的に生きるために働いているのであって、働くために生きているのではありません。


長時間労働、燃え尽き症候群、仕事への情熱の欠如が、この新しいトレンドの温床になっています。Gallup社のState of the Global Workplace: 2022 Reportによると、パンデミック以前はエンゲージメントとウェルビーイングは世界的に上昇していたそうです。しかし、現在では停滞しています。『仕事にエンゲージしている従業員はわずか21%、総合的なウェルビーイングに繋がっている従業員は33%で、ほとんどの人が仕事に意義を見出せず、自分の人生がうまくいっているとは思えず、自分の将来に希望を持てないと答えているだろう』とレポートしています。


従業員の生産性は、長い間、優秀さと成長のための主要な指標の1つであり、「静かな辞職者」は世界中の企業の最大の懸念事項となっています。エンゲージメントの低下は、世界のGDPの11%にあたる7兆8,000億ドルもの損失になっているのです。


企業側はどのようにしてこの傾向を変えることができるでしょうか?学習を促進することによってエンゲージメントを高めることは、重要な方法の一つです。従業員には、公正な評価と報酬が与えられるだけでなく、キャリアパスを選択する自由が与えられる必要があります。そして、これは思慮深い学習戦略から始まります。



マネージャーの関与が非常に重要


マネージャー職は、従業員の再エンゲージメントにおいて重要な役割を果たすことができます。


どのような企業においても、マネージャーは結果を出すための変化に影響を与えることができる唯一の立場にあります。ポジティブな学習文化では、マネージャーが自分の成長をサポートしてくれたと答える人がそうでない文化の従業員に比べて92%も多いのです。マネージャーは、どのように学ぶべきかのガイダンスを提供し、多様でアクティブな能力開発経験を提供し、進歩に関するフィードバックと洞察を共有し、スキルを実践、適用、広げる機会を拡大することによって、ポジティブな学習体験を作り出すことができます。Degreedの「マネージャーによるポジティブな学習文化へのガイド」は、ポジティブな学習文化を築き、生産性を高めるために、どのように支援すればよいかを紹介しています。



従業員が何に情熱を持っているかを知る


情熱はモチベーションの源であり、それを引き出すことで、学習の旅に火をつけることができます。Deloitte社によると、将来のダイナミックで新しいビジネスで成功する企業は、従業員がエンゲージしており情熱的であることが必要だといいます。また、Gartner社は今後10年間で情熱が職場を変える重要な原動力になると予測しており、人々は自分の仕事のインパクトや価値を自分のミッション、目的、情熱と結びつける機会を積極的に求めるようになると考えています。


人々が周囲に目を向け、自分が何に興味を持ち、何に情熱を抱いているかを探求するよう促すことで、自分自身を動かすものを理解できるようにしましょう。例えば、製品開発に情熱を燃やすカスタマーエクスペリエンス担当者がいるかもしれません。もし彼らのマネージャーが彼らの興味に気づいたら、製品チームの誰かメンターを手配して、彼らのさらに新しいキャリアチャンスに発展させることができるかもしれません。



自主的な学習を奨励し、多様な選択肢を与える


従業員の学習意欲や理由を活用しましょう。学習者中心のアプローチでなければ、従業員を大規模にアップスキリングしようとしても、人々はそれを受け入れず、失敗に終わるでしょう。生涯学習のマインドセットを育み、従業員の自己充足を促すのです。マネージャー職がガイダンスを与えれば、従業員は率先して行動するはずです。


学習機会へのアクセスを民主化し、柔軟性を提供しましょう。学習プロセスにおけるアジリティは基本中の基本です。自分に合った方法で学び、自分で目標を設定できるようになれば、その人は自分の成長ストーリーの主人公になるのです。


もう1つは、学習者に多様な選択肢を提供することです。人は、学習方法を自分で選べるときに最もよく学びます。eラーニングコース、電子書籍、ポッドキャスト、TED Talksなど、オンデマンドで利用できるオプションを与えれば、自分用の学習経路を切り開き、自分のペースで成長することができます。



継続的に学習する文化を作り上げる


パンデミックは、私たちの仕事のやり方を根本的に変えたため、継続的な学習の必要性をより強く感じさせました。これまで以上に、従業員は将来にわたって活躍するために必要なスキルを常に身に付けておく必要があることは明らかです。従業員のエンゲージメントを高める継続的な学習文化を導入することは、ポジティブな学習文化を作る上で非常に重要なことです。何から始めればいいのかわからないという方もご安心ください。Degreedの「アップスキリングサバイバルガイド」をご覧ください。


企業はもはや、トレーニングや能力開発の取り組みに投資しないわけにはいかなくなりました。これらのプログラムは、付加的なものから必要なものへと進化し、思慮深い成長戦略、特に「Quiet Quitting:静かな退職」をしてしまうことを防ぐための重要な要素になっています。

 

By Renata Miranda, September 20, 2022

 

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