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医療機関におけるラーニングの変革

原文「Transforming Learning Across Healthcare Organizations


医療従事者は、常に新しい医療情報を入手することが求められています。しかし、COVID-19が発生したとき、彼らの学習方法は急激に変化する必要があり、L&Dチームがその方法をリードしました。


世界が大きく閉ざされる中、医療従事者は精神的・肉体的ストレスに満ちた長時間労働と、生死を分けるような状況に日々さらされ続けていました。特にコロナウイルスに関する新しい知識へのニーズが高まりましたが、医療機関がよく使っていた従来の対面式学習は、もはや安全な選択肢ではなくなりました。


医療機関のL&D担当者は、どのようにして従業員をこの変化に適応させたのでしょうか?


先日開催されたウェビナー「Curing the Healthcare Skills Gap(医療従事者のスキルギャップを解消する)」では、Fraser Health Authority社とUnitedHealth社の専門家が、それぞれの戦略を共有してくれました。DegreedのChief Learning StrategistであるAnnee Bayeuxは、過去2年間の困難にもかかわらず、これらの組織がどのように優れていたかを明らかにし、魅力的なディスカッションをリードしてくれました。


ここでは、これらの組織が行ったこと、そして貴社にもできることをご紹介します。



学習文化の向上を優先する


最新のHow the Workforce Learnsレポートによると、専門的な能力開発のための時間不足は、学習における最大の障害の1つです。


この問題に対処するには、従業員を学習に重点を置いた考え方に転換させることです。しかし、UnitedHealthグループのL&D担当副社長であるDeborah Wiest氏は、組織内で時間に関する懸念が生じるのを見たとき、思慮深い対応策を提案しました。『誰にでも時間はあります。皆時間があるのです。ただ、どのように時間を使うか、です。』


ラーニング部門のリーダーは、企業文化の変革を導く強力な力です。学習する時間が会社やチームによって評価されていると感じられなければ、学習する時間を作ることはないだろう、とWiest氏は言います。


積極的な学習文化は、バーチャルなオプションだけでなく、複数の学習方法を受け入れます。Fraser社では、オンライン学習だけでなく、特に最前線で働く人たちのための学習方法を拡大しましたと、人材開発部門のリーダーであるDaryl Page氏は言います。同社では朝のミーティングの中で、従業員が同僚やチームリーダーと新しい知識を共有する時間を設けています。


就業時間内に学習内容を共有する時間を与えることは、組織が従業員の学習を優先し、奨励していることを示し、より積極的な学習文化を創造することにつながります。



セルフ・ガイド・ラーニングに慣れる


パンデミックによって起こった大きな変化は、バーチャルラーニングのオプションに焦点を当てた迅速なシフトでもありました。この必要性は、医療機関、特にテクノロジー面で遅れている医療機関にとって、「学習の異なるパラダイムに飛躍する」エキサイティングな機会を創出した、とFraser社のLeadership & Talent部門のディレクターのGabriele Cuff氏は述べています。


バーチャルなセルフ・ガイド・ラーニングへの移行を容易にすることは、ヘルスケアにおけるL&D専門家の役割も変えることになります。Fraser社では、ラーニング部門が新しい戦術で従業員の順応を支援しています。現在では、マネージャー職に内容に沿った質問コンテンツを提供し、チームへの質問を促し、会話による学習を可能にしています。


『私たちラーニング部門は道を切り開くだけで、実際に会話をするのは彼らマネージャー職です』とPage氏は言います。


新しい学習方法に適応しなければならないのは、L&Dだけではありません。医療従事者も同様です。医療従事者は、ラーニング部門が自分たちが必要とする知識を正確に提供してもらうことに慣れていましたが、今では自分たちのために自ら適応していると、Wiest氏は言います。



コラボレーションの促進


L&Dは学習の機会を作り、導きますが、L&Dだけでは提供できない大きなソーシャル要素もあります。例えば、メンターシップ、ピアツーピアのディスカッション、特別なプロジェクト、ストレッチアサインメントなどの経験的な学習機会から、能力開発を行うことができるのです。


『人を育てることは、私たち全員の仕事です』とBayeuxは言います。


Fraser社のL&Dチームは、人々がさまざまな方法で学習していることを認識し、コラボレーションを戦略に組み込みました。


『私たちは今、ピアラーニングとコネクティングにシフトしています。そして、私たちL&Dから発信するのではなく、従業員同士が共有する機会を増やしているのです。』とPage氏は言います。


知識がどのようなものであるかを従業員に理解させることは、従業員がより良い成果を生み出すことにつながります。そして、この考え方が優先されたとき、人は新しい刺激的な方法でコンテンツとつながり始めるのです。


人がコンテンツを必要としているのは事実です。しかし、おわかりのように、優れたコンテンツだけでは、必ずしも学習とエンゲージメントを促進することはできません。


『私たちは、人がコンテンツからだけでなく、お互いに学び合うことを望んでいます』とBayeuxは言います。『そのため、知識の習得に重点を置くのではなく、人、コンテンツ、経験など、さまざまなところから知識が得られるような環境づくりにシフトしているのです。』


L&D部門の人々は、医療従事者がタイムリーに効果的に学習を継続できるように、これらを含むあらゆる方法を使用しています。



もっと学びたいですか?


このような敏捷性は、貴社組織にも取り入れることができます。詳細については、「Curing the Healthcare Skills Gap」ウェビナーをオンデマンドで今すぐご覧ください。

 

By Emily Gerson, Events Copywriter

May 19, 2022

 

#学習の文化

#従業員エンゲージメント