ADDIEモデルの紹介(インストラクショナルデザイナー向け)

原文「An Introduction to the ADDIE Model for Instructional Designers

eラーニングの世界に慣れている場合は、おそらくADDIEについて聞いたことがあるでしょう。ADDIEは、トレーニングデザイナーがラーニングエクスペリエンスを作り上げる時に使う最も一般的なインストラクショナルデザインモデルです。分析、設計、開発、実装、評価(Analysis, Design, Development, Implementation, Evaluation)の略です。


ADDIEモデルの5つのフェーズは、プロセスを通じてあなたおよびチームをガイドするように設計されています。基本的に学習者が特定の目的を確実に達成できるようにするトレーニングを構築するためのロードマップです。新しいデザイナーは直接開発フェーズに飛び込みたいと思いがちですが(よくわかります、そこが楽しい部分ですよね!)、ジャンプする前に全体像を理解することが重要です。ADDIEの各フェーズで何が伴うのかを詳しく見てみましょう。



Analysis:分析フェーズ


ADDIEモデルでは、新しいトレーニングプロジェクトに着手する際に最初にすべきことは、詳細な分析です。では何を分析する必要があるのでしょうか?インストラクショナルデザイナーが実施する最も重要な分析の3つは次のとおりです。

  • トレーニングニーズ分析 トレーニングが本当に必要かどうかを明らかにするため、最初にすべき分析です。この分析により、期待されるパフォーマンスの向上とその測定方法が特定されます。これは、トレーニングが成功したかどうかを最終的に判断する上で重要です。 参考ブログ「eラーニングニーズ分析方法

  • オーディエンス分析 トレーニングが必要であることが確認できたら、学習者を分析します。学習者に関する主要な統計と背景情報を知ることは、学習者が知る必要のある情報と、学習者に提示するための最良の方法を特定するのに役立ちます。 参考ブログ「eラーニングオーディエンス分析を行う方法

  • タスク分析 コースの内容と対象学習者が把握できたので、次は学習者をトレーニングするプロセスとタスクを段階的に分割して詳しく見ていきます。 参考ブログ「How to Do a Task Analysis Like a Pro


これらの分析を完了すると、誰が、何を、どこで、なぜ行うのかについて、はるかに良いアイデアが得られます。次のステップとして、これらの調査結果を最初の成果物であるプロジェクト計画にまとめることをお勧めします。 参考ブログ「プロのようにEラーニングコースを計画する方法



Design:設計フェーズ


分析フェーズが終わり、開発フェーズを開始しようとしていますか?No!最初の「D」をスキップしないでください!設計フェーズを完了せずにコース開発を開始することは、設計図なしで家を建てるようなものです。コースがどのようにレイアウトされ、テキスト、マルチメディア、ナビゲーションがどのように組み合わされるかについての明確な計画から始める方がはるかに理にかなっています。作成成果物は、時間、予算、リソース、プロジェクト計画で概説した内容によって異なります。通常、次の2つの成果物のうちの1つは、設計フェーズから作成されます。

  • ストーリーボード ストーリーボードは、各スライドに表示されるコースの要素を示します。ストーリーボードには、テキスト、画像、ナレーションスクリプトが含まれる場合があります。ストーリーボードに何を含めるかはプロジェクトによって異なります。たとえば、プロジェクトに音声ナレーションを含む場合は、ストーリーボードにスクリプトを含める必要があります。自分とは異なる開発者に渡すストーリーボードを作成する場合は、詳細なメモを追加する必要があります。 参考ブログ「Storyboards for E-Learning: What to Include?

  • プロトタイプ プロトタイプには通常、特定の機能または概念が機能するかどうかをテストしたり、イメージするためのサンプルスライドが含まれます。プロトタイプにより、ステークホルダーは、コース全体とすべての機能を実際に開発する前に、コースがどのように見え、機能するかをイメージすることができます。 参考ブログ「E-Learning: Storyboard vs. Prototype


コースの設計図を手に入れたら、楽しい開発フェーズに進む準備が整います!



Development:開発フェーズ


開発フェーズは(やっと!)オーサリングツールでeラーニングコンテンツを構築するフェーズです。ADDIEプロセスの開発部分には、通常、次の2つのサブタスクが含まれます。


  • コンテンツの作成 このフェーズでは、最終的にグラフィック、マルチメディア、色、フォントを吟味して追加し、コースを洗練されたプロフェッショナルなものに見せます。また、オーサリングツールを使って、アクティビティ、クイズ、インタラクション、機能的なナビゲーションを構築し、魅力的なコースを作成します。 参考ブログ「eラーニングオーサリングソフトの概要

  • テスト コンテンツを作成したら、テストする必要があります。テストとレビューが必要なものには、スペル、文法、学習目標、ナビゲーション、フローが含まれます。テストは通常​​、開発プロセスの後ではなく開発プロセス中に行われるため、開発者はテスターが問題のある領域を特定した時に修正を加えることができます。 参考ブログ「Top 4 Tips for E-Learning Quality Assurance (QA) Testing



Implementation:実装フェーズ


コースが完全に開発でき、徹底的にテストできたら、学習者と共有する準備が整います。実装フェーズでは、次の2つの方法のいずれかで共有されます。WebコンテンツとしてWebサイトにアップロードするか、学習管理システム(LMS)にアップロードします。これら2つの実装方法をどのように決定するのでしょうか?学習者の行動をトラッキングして、レポーティングする必要があるかどうかによって異なります。


  • Web 学習者の行動をトラッキングする必要がない場合は、コンテンツをWebサイトに直接アップロードし、学習者がトレーニングにアクセスするためのURLリンクを提供します。ただし、学習者のアクティビティはトラッキングされないため、コースを完了したかどうか、どのくらいの時間がかかったか、不合格したかどうかはわかりません。 参考ブログ「How to Get an E-Learning Course Online

  • LMS 学習者の進捗状況をトラッキングする必要がある場合の最善の策は、LMSを通じてコンテンツを共有することです。LMSは様々な機能を提供しますが、学習者がコースを完了したかどうかや、コースにかかった時間など、トラッキング機能はLMSによります。 参考ブログ「LMSとは



Evaluation:評価フェーズ


評価フェーズに進む時は、ADDIEプロセスの最初のフェーズに戻る必要があり、トレーニングニーズ分析を完了していることが望ましいです。評価フェーズでは、トレーニングニーズ分析で明確した、トレーニングで対処する特定のパフォーマンスの改善度を測定する方法を特定します。


評価フェーズは、タイヤが道路に設置するようなフェーズです。トレーニングの結果、ニーズ分析で特定した実際の測定可能なパフォーマンスの向上が得られましたか?eラーニングに関する学習者の感想意見やフィードバックは重要ですが、トレーニングが最初に設定した目標を確実に達成することが重要です。 参考ブログ「Post-Course Evaluations: What E-Learning Designers Need To Know

How to Measure the Satisfaction of Learners Taking Your Online Courses



これらがADDIEモデルの5つのフェーズです。各フェーズの強固な基盤を持つことで、学習者のニーズを満たす高品質のコースを確実に作成できます。


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